いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。

ウインドウマンス明け、熊本での第10節に勝利し、久々の秩父宮ラグビー場でのゲームとなった第11節のNECグリーンロケッツ戦。この試合を含めてリーグ戦残り3試合と、1月の順位決定トーナメント兼日本選手権に向けて、勝利以上にチームの完成度を高めていきたい重要な3連戦。第10節のゲームは不満が残る内容だっただけに、この試合はゲームのクオリティーにも拘って勝利を掴みたい一戦でした。

試合開始早々、FL#7西川征克が危険なタックルの判定でシンビンとなり、1人少ない14人で戦わなければならない難しい入りとなりましたが、良いコミュニケーションをとりながら1人少ない時間帯で先制のトライ（認定トライ）を奪うと、前半は相手にトライを与えず1トライを追加し、20-3のリードで折り返します。

しかし、後半に入るとゲームテンポを加速させたい意図とは裏腹に、イージーなハンドリングエラーや不要なペナルティーで自滅するシーンが増え、NECに攻め込まれる時間帯も増えてトライを謙譲。早めのメンバー交代で流れを変えたいところでしたが、その後もイージーなミスを減らすことが出来ず、なんとか終盤にトライを奪い28-13でノーサイド。勝ち点4を積み上げ、1位2位決定トーナメント兼日本選手権への出場権を獲得しましたが、ゲーム内容には決して満足できない試合となってしまいました。

サントリーの目標はあくまでも2年連続のタイトル獲得。そのためにも、まずは昨シーズンのサンゴリアスを越えること、そして今シーズン唯一黒星を喫しているパナソニックワイルドナイツにリベンジを果たすためにも、このようなゲーム内容での勝利には決して満足することなく、残る2戦でしっかりと自分たちの掲げるスタンダード、クオリティーの高いプレーで勝利を掴み、レベルアップしてトーナメント戦を迎えなくてはなりません。

今シーズンここまで積み上げてきたものをしっかりとグラウンドでのパフォーマンスに繋げ、自信を持ってファイナルラグビーに臨むために、残り2戦を無駄にすることなく、ハイクオリティーなラグビーを展開して年内のリーグ戦を締めくくりたいと思います。

■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第12節
　「サントリーサンゴリアスvs神戸製鋼コベルコスティーラーズ」
試合登録メンバー23名が発表されました。

　・試合登録メンバー

今週のラインアップ、先週のメンバーから大きく変更がありました。フォワードでは両プロップ、両ロック、NO.8が前節からメンバーチェンジ。プロップは機動力のあるPR#1森川由起乙、チームにエナジーを与えるプレーが持ち味のPR#垣永真之介が先発。リザーブにRE#17石原慎太郎、RE#18須藤元樹が入ります。

両ロックはLO#4ジョーダン・スマイラー、LO#5真壁伸弥が先発。パワフルなプレーが持ち味のプレーヤーが揃って先発とあって、接点でチームに勢いを与えるプレーでチームへの貢献が期待されます。ここまで多くの試合で先発してきたRE#19ジョー・ウィーラー、好調のRE#20飯野晃司の2名は今週はベンチスタートとなります。

そして、この試合いちばんの注目と言えるのはNO.8ショーン・マクマーン。12月にサンゴリアスに途中加入。合流間もなく早速の先発出場となりました。ワラビーズ26キャップの才能がサンゴリアスとどのように融合するか、シーズン終盤に向けて注目の選手。この試合でもキープレーヤーになることは間違いありません。

ハーフ団はウインドウマンス明け2戦連続リザーブだったキャプテンSH#9流大が久々の先発。スタンドオフにはSO#10マット・ギタウが入り、久々に10番のジャージに袖を通します。リザーブのRE#23日和佐篤は途中出場からチームを加速させる活躍が出来るか、ゲームの状況を見極めたプレー選択、状況判断が求められます。

バックスはWTB#11江見翔太、CTB#12中村亮土、CTB#13村田大志、WTB#14中靍隆彰、FB#15松島幸太朗の布陣。日本代表遠征にも参加しチームを離れていた中村亮土でしたが、第9節パナソニック戦での途中出場以来のチャンスを掴みました。リザーブにはRE#22キャンベル・マグネイと好調のRE#23長友泰憲が控えます。

いよいよリーグ終盤。プレーオフに向けてしっかりとレベルアップしたゲームでチームの成長を確信できるゲームにしたいと思います。ご声援よろしくお願い致します。

■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第12節
サントリーサンゴリス vs 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
2017年12月17日（日）　14:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場
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