2016年10月20日
ジャパンラグビートップリーグ 第8節 vs豊田自動織機シャトルズ戦の見どころ!
いつもサンゴリアスへの温かいご声援ありがとうございます。
今週末10月22日(土)、ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第8節「豊田自動織機シャトルズvsサントリーサンゴリアス」戦が大阪府・東大阪市花園ラグビー場で開催されます。サンゴリアスは開幕から7連勝で勝ち点32、第7節終了時点でも首位のヤマハ発動機との勝ち点差は2のままで変わらず、2位につけています。
■第7節終了時点ランキング
1位:ヤマハ発動機 (7勝0敗)勝ち点34
2位:サントリー (7勝0敗)勝ち点32
3位:神戸製鋼 (6勝1敗)勝ち点28
4位:パナソニック (5勝2敗)勝ち点24
5位:NTTコム (5勝2敗)勝ち点21
6位:トヨタ自動車 (4勝3敗)勝ち点20
7位:東芝 (4勝3敗)勝ち点19
8位:サニックス (4勝3敗)勝ち点17
9位:リコー (3勝4敗)勝ち点14
10位:クボタ (3勝4敗)勝ち点13
11位:近鉄 (2勝5敗)勝ち点11
12位:キヤノン (2勝5敗)勝ち点10
13位:NEC (2勝5敗)勝ち点9
14位:コカ・コーラ (1勝6敗)勝ち点8
15位:豊田自動織機 (1勝6敗)勝ち点6
16位:ホンダ (0勝7敗)勝ち点2
サンゴリアスにとって久々の柏の葉でのゲームとなった第7節。今シーズンここまで課題に残る事が多かった試合の入り。しかしこの試合はキックオフ直後からサントリーらしいテンポの良いアタックを展開。スクラムで圧倒する場面も多く、ボールをワイドに展開するアタックを仕掛けると、前半8分にナイジェル・アーウォンのトライで先制。幸先の良いスタートを切り、18分にも竹下祥平のトライで追加点。良いリズムでアタックを仕掛けながら試合を優位に進めます。
しかし、あと一歩でトライという場面や、ゴールラインギリギリのところまでゲインしながらも、イージーなミスや不運なジャッジでトライを取り切れない場面も多く、ゲーム支配の面ではNECを圧倒しながらも、前半の追加点は32分の中靍隆彰のトライにとどまり、大きく点差を引き離すことが出来ずにハーフタイムを迎えます。
ゲームコントロールの優位性をスコアに反映させ、大量得点を狙いたいサントリーは後半8分に松島幸太朗が抜け出しこの日4つめのトライを奪いますが、前半同様、取れるところで取り切れない場面が多く、NECの逆襲にあい26分、31分と立て続けにトライを献上。トライ差を2に詰められ、この時点でボーナスポイントが一時消滅します。
しかし、勝ち点2差で先を走る首位のヤマハ発動機に追いすがるためにも、是が非でもボーナスポイントを獲得したいサントリーは、試合終盤に猛攻を仕掛けると、ホーンが鳴ったあとの敵陣ゴール前スクラムから、この試合優位に立ち続けたスクラムでフォワードが塊になって押し込むと、ツイヘンドリックがそのままインゴールに飛び込みトライ。土壇場で3トライ差をつけるトライを獲得しノーサイド。なんとか勝ち点5を獲得しました。
首位のヤマハ発動機も勝ち点5を獲得し勝利したため、勝ち点「2」の差は詰められなかった中で行われる今週末の第8節。ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第8節のサンゴリアスの登録メンバー23名が発表されました。
フロントローは先発、リザーブともに前節と変更無く、PR#1石原慎太郎、HO#2青木佑輔、PR#3畠山健介、リザーブにHO#16中村駿太、PR#17森川由起乙、PR18須藤元樹となりました。前節の試合では、スクラムで圧倒的に優位に立ちながらも、アーリープッシュでペナルティーを取られてしまったり、押し込んだスクラムの球出しの部分でのミスが起きターンオーバーされたりと、もったいない場面もいくつかあり、そのあたりの修正が求められます。
ロック陣の先発も変わらずLO#4ジョー・ウィーラーとLO#5真壁伸弥のコンビ。バックローはFL#6ツイヘンドリック、FL#7西川征克は変わらず、NO.8ジョージ・スミスが第4節のパナソニック戦以来の登場となります。リザーブも前節と同じくLO#19篠塚公史、FL/No.8#20大島佐利がメンバー入り。毎試合のこととなりますが、テンポの良いゲーム運びをするためにも、ラインアウトをはじめとするセットプレーの安定と、ボールの近場での争奪戦におけるバックローの仕事量はサントリーのラグビーの生命線であり、拘りを持ってファイトしなければなりません。
ハーフバックスは第6節以来今シーズン2度目となる、SH9日和佐篤&SO#10小野晃征のコンビが先発。キャプテンのSH#21流大はリザーブからの登場となります。好調のハーフ団の中でも、特に輝きを見せるのがスタンドオフの小野晃征。ゴールキックの成功率も高く、前節も見事なキックパスからトライを演出するなど、ゲームメイクの部分で大きな活躍を見せています。今週のゲームでもしっかりと状況を見極めた判断、サントリーのテンポでゲームを進めるコントロールが求められます。
スリークウォーターバックスは前節にWTB#11竹下祥平、CTB#12中村亮土、CTB#13ナイジェル・アーウォン、WTB#中靍隆彰、FB#15松島幸太朗が先発。リザーブにCTB#22デレック・カーペンター、そしてWTB#23有賀剛が久々のメンバー入りとなりました。ここ数年に比べてメンバーの変動が少ない印象のバックス陣ですが、その分コミュニケーション、連携の部分で試合を重ねてレベルアップしている印象です。その中でベテランの有賀剛がリザーブながらメンバー入りしたという部分では、後半出場機会が巡ってくれば、ベテランの味を出しながら、しっかりとグラウンドでパフォーマンスを発揮してくれることと思います。
ここまで数字だけ見れば7勝0敗と順調に見えるサントリーですが、細かい視点で見ていくと、まだまだチームは成長段階。シーズンを通して1試合1試合成長を止めずレベルアップしながら、タイトル奪還に向けて突き進んでいくしかありません。今週の相手は前節で東芝を破り今シーズン初勝利を掴み勢いに乗る豊田自動織機シャトルズ。勢いに尾sれることなく、サンゴリアスは自分たちのラグビーを遂行し、自分たちのゲームテンポで試合を進められるかがポイントとなります。セットプレーで優位に立ち、グラウンドのどこからでもアタックを仕掛ける攻撃的なラグビーを展開し、勝利を掴み取りたいと思います。ご声援宜しくお願いします。
■ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第7節
豊田自動織機シャトルズ vs サントリーサンゴリアス
2016年10月22日(土) 11:45キックオフ
大阪府・東大阪市花園ラグビー場
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