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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2016年10月 6日

ジャパンラグビートップリーグ 第6節 vs宗像サニックスブルース戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの温かいご声援ありがとうございます。
 
 
今週末10月8日(土)、ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第6節「宗像サニックスブルースvsサントリーサンゴリアス」戦が長崎県・長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場で開催されます。サンゴリアスは開幕から5試合を終え、5戦全勝で勝ち点22、第5節終了時点で首位のヤマハ発動機を勝ち点2差で追う2位につけています。現時点で5戦全勝のチームはヤマハ発動機とサントリーの2チーム、4勝1敗の3位が神戸製鋼、4位が宗像サニックスという順位です。
 

第4節での快勝から1週のブレイクを挟み、山梨で行われた第5節。チームの勢いそのままに前半から速いテンポでゲームを進めたいサンゴリアスでしたが、キックオフから良い流れで掴んだ最初の敵陣でのラインアウトから、ファーストフェーズまでは順調に来ていたものの、ブレイクダウンの局面でミスがあり、ターンオーバーから60mを走り切られキヤノンが先制、出鼻をくじかれる試合の入りとなりました。その後は逆に敵陣での相手ボールラインアウトから真壁伸弥がインターセプトし大きくゲインすると、小野晃征の見事なキックパスが決まり竹下祥平がトライ。すぐにスコアを取り返しましたが、再びスローなゲーム展開となり、前半は13-17のビハインドで折り返しとなりました。
 

10月とは思えない程の高温多湿のコンディションで、両チーム足が重い印象だったゲームの中、後半開始早々に松島幸太朗が切れのあるステップと圧倒的なスピードでトライを奪うと、直後のキックオフからナイジェル・アーウォンが突破。キックパスに中靍隆彰が追いつきノーホイッスルトライ。セーフティーリードで優位に試合を進められる点差まで拡げますが、その後は再びゲームテンポが減速。一時は5点差まで詰め寄られますが、最後は試合終了間際、中靍隆彰のインターセプトからのトライで試合を決定づけるまではハラハラする展開。最後はキヤノンの猛攻をしっかりと防ぎノーサイド。苦しみながらではあったものの開幕5連勝を掴みました。
 

勝ち星は順調に重ねながらも、まだまだ納得のいくゲームは出来ていないサンゴリアス。一方、現在トップリーグの中で1、2を争う勢いに乗っている宗像サニックスブルースとの対戦となる第6節。今後を占う意味でも非常に重要な一戦になることは間違いありません。「SUNTORY PRIDE ~ ~International Standard~」というチームスローガンのもと、今一度自分たちのスタイルを再確認し、サントリーのラグビーを展開するための準備をチーム全員でしてこの試合に臨みたいと思います。

 
フロントローの先発はPR#1石原慎太郎、HO#2青木佑輔、PR#3須藤元樹。リザーブはHO#16中村駿太、PR#17森川由起乙、PR18畠山健介となり、タイトヘッドプロップの畠山と須藤が入れ替わる形となりました。今シーズン春から拘りを持って取り組んできたスクラム。サニックスを相手に優位に試合を進められるかは、アタックの基点となるセットプレーがキーになります。プライドを持って局面でファイトする姿勢を見せてくれることと思います。

ロックの先発は前節と同じくLO#4ジョー・ウィーラー、LO#5真壁伸弥のコンビ。バックローもFL#6ツイヘンドリック、FL#7西川征克、NO.8竹本隼太郎のラインアップとなり前節から変更はありません。リザーブも同じくLO#19篠塚公史、FL/No.8#20大島佐利が入りました。前節では大事な場面でミスの出たラインアウト。課題を修正し、スクラムと同じくセットプレーの基点としてアタックのテンポを作っていくためにも、制圧したいところです。

 
ハーフバックスは開幕から5戦連続で先発していたキャプテン流大は今週はリザーブからの登場となり、先発はSH#9日和佐篤、SO#10小野晃征のコンビとなりました。今シーズンすべての試合でリザーブからの登場でありながら、試合を勝ちきるためのゲーム終盤でしっかりと結果を残してきた日和佐篤がスタメンでの登場となります。サンゴリアスと同じく、テンポのあるアタックを仕掛けてくるサニックスを相手に、どのようなゲームコントロールで試合の主導権を握るかという点で、ハーフ団のゲームメイクはこの試合の重要なポイントです。

スリークウォーターバックスはWTB#11竹下祥平、CTB#12中村亮土、CTB#13ナイジェル・アーウォン、WTB#中靍隆彰、FB#15松島幸太朗が先発。リザーブにCTB#22デレック・カーペンター、WTB#23塚本健太が入りました。前節試合の直前でコンディションを崩した中村亮土がしっかりとコンディションを整えて戻り、前節の当初の先発予定のメンバー構成となりました。変幻自在なサニックスのアタックに対し、サンゴリアスはどう対抗するか、どのメンバーも好調を維持しているバックス陣の大活躍が期待されます。
 
サニックスのアタックはボールをワイドに動かしながらも、要所に強いラインブレイカーが立っているため、1人1人の仕事のエリアと精度が重要になります。強いランナーに走られオフロードでつながれ、相手のアタックに勢いを与えてしまうとなかなか止めるのは難しくなるため、その前の段階でしっかりとコミットしたディフェンスが組織として出来るも重要になるでしょう。ボールのある局面以外での駆け引きもこの試合の見所のひとつです。
 

 
なんといっても前節で強豪東芝ブレイブルーパスを破り勢いに乗っている宗像サニックスブルース。トップリーグ再昇格1シーズン目ながら現在4勝1敗で4位につけており、今シーズンのトップリーグで「台風の目」であることは間違いありません。サンゴリアスと同じくアタッキングラグビーに拘りを持つチーム同士の対戦ということで、両チームともにプライドをかけたゲームになることが予想されます。
 
トライ数やブレイク数などアタック関連の各種スタッツを見ても、第5節までの集計では上位に名の出てくる両チーム。超攻撃的ラグビーが展開されるであろう第6節のこの試合は、観ていても非常に面白いゲームになるのではないでしょうか。中盤に差し掛かったトップリーグにおいて、このあとのチームの勢いをつけるためにも、重要な一戦となります。アウェーの地でのゲームとなりますが、たくさんのご声援、宜しくお願いいたします。

 
■ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第6節
宗像サニックスブルース vs サントリーサンゴリアス
2016年10月08日(土) 14:00キックオフ
長崎県・長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場
※サンゴリアスのファンサービス情報はこちら

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