2016年9月15日
ジャパンラグビートップリーグ 第4節 vsパナソニックワイルドナイツ戦の見どころ!
いつもサンゴリアスへの温かいご声援ありがとうございます。
今週末9月17日(土)、ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第4節「サントリーサンゴリアスvsパナソニックワイルドナイツ」戦が東京・秩父宮ラグビー場で開催されます。サンゴリアスは開幕から3試合を終え、苦しい試合を重ねながらも3戦全勝で勝ち点13、第3節終了時点で3位につけました。前節の第3節リコーブラックラムズ戦は、試合の入りが悪く、序盤に簡単に2トライを許し追いかける苦しい展開。要所で光るプレーはあったものの、試合の主導権を握るところまではいけず、1トライ1ゴール2PGで13点を重ね、1点を追いかける形でハーフタイムを迎えました。
後半に入るとややゲームテンポが加速し、徐々にサンゴリアスペースへと傾きかけ、16分に小野晃征のPGで逆転に成功、27分の竹下祥平のトライで23-14とリードを拡げます。後半はここまでリコーにスコアを許さず規律のあるディフェンスが機能していましたが、試合終盤のリコーの猛攻に耐え切れず、最後は自陣ゴール前でペナルティー。PGを決められ23-17まで差を詰められノーサイド。勝利はしたものの3トライ以上の差をつけると得られるボーナスポイントは獲得出来ず、逆に7点差以内の敗戦によるボーナスポイントをリコーへ献上する形での辛勝となりました。
ここまで開幕3連勝と結果だけを見れば上々のスタートのように思えますが、今シーズンサンゴリアスが掲げるチームスローガンにもあるように、基準はインターナショナル・スタンダード。ゲーム内容を見返すと、まだまだ目指すところは程遠く、1戦1戦戦いながらも、サントリー・プライドをかけて常に向上心を持ってサンゴリアスが掲げるラグビーを追及していかなければなりません。そんな中で迎える今週末の第4節。ディフェンディングチャンピオンのパナソニックワイルドナイツを相手に、チャレンジャーとしてどこまで通用するのか、今シーズンこの先を占う上でも、両チームにとって重要な一戦となります。
ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第4節のサンゴリアスの登録メンバー23名が発表されました。先週のメンバーからまた少し変更がありました。
フロントローの先発はPR#1石原慎太郎、HO#2青木佑輔、PR#3畠山健介。リザーブはHO#16中村駿太、PR#17森川由起乙、PR18須藤元樹と、開幕戦と同じメンバー構成となりました。この試合もスクラムでどちらが主導権を握るかは大きなキーポイントになると思われます。マイボールでは安定したスクラムから、良いクオリティーのボール供給が求められ、相手ボールのスクラムでは、しっかりとプレッシャーをかけ、相手の意図するプレーをさせないことや、プレーを遅らせることが求められます。春から積んで来たトレーニングの成果を、フォワード陣がプライドを持って示してくれると思います。
ロックの先発は4戦連続となるLO#4ジョー・ウィーラーと、開幕戦以来となるLO#5真壁伸弥のコンビ。バックローも背番号は変わりますが、開幕戦と同じ組み合わせとなりFL#6ツイヘンドリック、FL#7西川征克、NO.8ジョージ・スミスのラインアップとなりました。リザーブにはLO#19篠塚公史、FL/No.8#20竹本隼太郎が入り、ベテラン組がベンチから戦況を見守ります。この試合、ラインアウトのボール獲得率はもちろんですが、それに加えてブレイクダウンでの仕事量がゲームの主導権を握る上で大きなポイントとなります。ブレイクダウンでどちらが優位に試合を進めるかは、この試合最も注目してみたいポイントの1つです。
ハーフバックスは開幕から4戦連続でSH#9流大、SO#10小野晃征が先発。リザーブにSH#21日和佐篤が待つ布陣となります。ゲームメイクという部分では、これまで3試合を通して前半のゲームの進め方に課題が残っていることを踏まえ、キックオフ直後から試合の入りの部分は特に意識してゲームをコントロールしていきたい部分です。ゲームテンポを上げる役割が大きいリザーブの日和佐篤にどういう状況でバトンを渡せるかは、この試合の結果を左右する分岐点となることは間違いないでしょう。
スリークウォーターバックスはWTB#11松島幸太朗、CTB#12中村亮土、CTB#1デレック・カーペンター、WTB#中靍隆彰、FB#15塚本健太が先発。リザーブにSO/CTB#22大島佐利、WTB#23ナイジェル・アーウォンとなりました。今シーズン初めての組み合わせとなるバックスリーの組み合わせ。これまで3戦ともにセンターで先発した松島幸太朗がウイングに入り、スペースのあるところでボールを持てるかが1つのポイントになりそうです。前節サンゴリアスデビューを飾ったデレック・カーペンターも、コミュニケーションの部分などまだまだ時間を重ねて合わせていくところもありますが、持ち味を活かしてチームに貢献する活躍を期待しましょう。圧倒的なスピードを誇るウイング中靍隆彰、前節はフランカーで先発したリザーブの大島佐利も好調。豪華布陣のパナソニックバックス陣に対し、どう対抗策を見出しチャレンジ出来るか、楽しみなマッチアップが多く見られそうです。
開幕3戦を終え、まだまだ本調子とはいえないサンゴリアス。これからシーズン中盤に差し掛かるにあたって、チャンピオンチームのパナソニックを相手に良いゲーム、良い結果を残してチームの勢いをつけるきっかけになるゲームを期待したいところです。昨シーズン9位のチームが、昨シーズンのチャンピオンチームにどういったゲームが出来るか、チームの現在地を確認する意味でも、重要な一戦となります。今週のゲームも「SUNTORY PRIDE」を胸に、チーム全員で戦い勝利を掴みたいと思います。ご声援の程宜しくお願いいたします。
■ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第4節
サントリーサンゴリアス vs パナソニックワイルドナイツ
2016年9月17日(土) 19:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場
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