2015年4月23日
サンゴリアスラグビー大辞典 #224“特別編”『ハーフタイムその3』畠山健介
サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
「ハーフタイム」その3(解説:畠山健介)
ロッカーへ戻ってきて最初にジャージを脱いでからユニットミーティングまで、だいたい3~4分ぐらいでしょうか。ハーフタイムは時間が限られているので、出来る限り迅速かつ的確に、着替えとリカバリーをスムーズに行わなければいけないので、そんなにゆっくりと時間をかけていられません。
ユニットのミーティングでは、コーチが話してくることが多いので、コーチからのフィードバックを聞いて、あとは各分野のリーダー、ラインアウトやスクラムやブレイクダウンのリーダーが、フィードバックしてフォワードとして次に何をするかということを決めます。
続いてのチームのミーティングでは、アンディ(フレンド ヘッドコーチ)や直弥さん(大久保監督)からフィードバックがあった後に、後半こうしようという話をコーチ、キャプテンがチームに落とし込んで行く感じです。
スクラムについて僕は小澤(フッカーの選手)に言わせるようにしていて、小澤がどう感じてどう思っているのかを言ってもらっています。3番だとどうしてもこっちに来てくれという要望になってしまうので、フッカーの方が1番と3番、全体のバランスを見ることが出来ると思います。皆にこうしてほしい、というのを小澤に話してもらうようにしています。
<つづく>