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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2015年4月21日

サンゴリアスラグビー大辞典 #223“特別編”『ハーフタイムその2』畠山健介

サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
 
 
「ハーフタイム」その2(解説:畠山健介)
 
 
ハーフタイムになった瞬間、サントリーでは「走ってロッカールームまで戻る」ということを心掛けていますので、笛がなった瞬間に気持ちを切り換えて、それを実行します。走っている間は、特に何も考えていません。
 
僕はロッカーに戻るまでは考えませんが、選手によっては走りながらコミュニケーションをとったり、今のプレーがどうだったあぁだったと振り返っている人もいます。僕は「早く走って帰るように」ということだけを意識しています。
 
ロッカーへ戻ると、まずジャージを脱ぎます。汗で重たくなったジャージを脱いで、熱くなって熱がこもっていたりするとよくないので、リカバリーに徹します。僕の場合はインナーも脱いで、基本的には下のスパッツ以外はぜんぶ替えます。
 
本当はシャワーも浴びたいですが、そこまで時間はありませんから、汗をタオルでぬぐったり、サポートしてくれるスタッフやメンバーが、氷や飲み物を渡してくれたりします。そういうサポートを受けつつ、自分でリカバリーをして、ある程度リカバリーが出来たら、まずユニットでミーティングをします。
 
ファーストハーフの振り返りと、セカンドハーフで何をするかをユニット単位で話し合った後に、スタイル(着替え)を完璧にしてから、次にチーム全体でファーストハーフでどれだけ出来たか、セカンドハーフで何をやるかということを確認します。それからグラウンドへ出て行きます。
 
<つづく>

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