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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2015年4月 9日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #220 “特別編”『反則』その1 中村亮土

サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
 
 
「反則」その1(解説:中村 亮土)
 
 
サンゴリアスには「ディシプリン」という全員が意識する言葉があって、「絶対に反則しない」ということを前提にプレーしています。2013年シーズンの最後のパナソニック戦の試合を、当時僕も見ていましたが、1つの反則で流れが変わったり、ずっと自陣にくぎづけにされて、トライされることがあります。
 
反則をしないことで「アタックする時間を増やす」という意味で、他のチームもそうだと思いますが、サントリーではとくに重要な点だと思います。そういう意味で「ディシプリンを守ろう」というのは、みんなに意識づけされています。
 
流れが悪い時、ゲインを切られたり、タックルミスしたり、ちょっと受けに回っている時に、反則をしたくなくても反則してしまうという場面があります。自分たちの思い通りにいかないときに反則が出やすいんです。
 
反則の中には、分かりやすい反則と微妙な反則があります。分かりやすい反則に関しては、例えばオフサイドなど、個人的な意識の問題で発生するものが多いので、個人で意識して直すしかありません。
 
微妙なのは、接点のところで、ボールに絡んでいる、絡んでいないなど、ノットロールアウェイか、しっかりロールアウェイしているかなどの部分ですね。
 
<つづく>

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