2015年12月24日
ジャパンラグビートップリーグ 第7節 vs東芝ブレイブルーパス戦の見どころ!
いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。
12月20日(日)、ジャパンラグビートップリーグ2015-2016第6節が山梨県・山梨中銀スタジアムで行われ、サンゴリアスは37-20で勝利。この結果、サンゴリアスはグループAでの6試合を終えて4勝2敗で勝ち点21、第6節終了時点で順位を3位に上げました。しかし、大混戦のグループスステージA組、トップリーグのタイトルをかけたLIXIL CUPに出場権獲得は、第6節終了時点で首位のパナソニックのみ。残りの3枠はグループステージ最終戦となる今週末の結果に持ち越しとなりました。
グループステージA組の第6節終了時点の順位と勝ち点は以下の通りです。
■グループステージA組(上位5チーム)
1位:パナソニック (勝ち点26) LIXIL CUP出場決定
2位:東芝 (勝ち点22)
3位:サントリー (勝ち点21)
4位:NTTコム (勝ち点21)
5位:近鉄 (勝ち点19)
上位5チームのうち、パナソニックだけがLIXIL CUP出場を既に決めている中、2位~5位の4チームで残りの3枠を争います。勝ち点3差の中に4チームがひしめく大混戦。しかも最終節に「サントリーvs東芝」「NTTコムvs近鉄」という直接対決となっており、細かい条件はさておき、ここでは勝ったチームが文句なしにLIXIL CUP出場権を獲得するという説明に留めたいと思います。
「サントリーvs東芝」。古くからのファンは多くの方がこの試合の重みをご存知だと思います。ともに府中市に本拠地多く両チーム。「府中ダービー」と名づけられた対戦は、数々の激戦の歴史を繰り返してきました。公式戦はもちろん、トレーニングマッチでも、プレシーズンマッチでも変わらず、共にお互いを絶対に負けたくない相手、負けてはいけない相手として認めた者同士の対戦は、いつでも意地と意地がぶつかり合う、見応えあるゲームとなります。
今シーズンの府中ダービーはこれまで3試合が行われており、今回は今シーズン4度目の対戦となります。今シーズンこれまでの3戦の結果は下記の通り。
■今シーズンの府中ダービー試合結果
8月21日 サントリー ●19-21○ 東芝 (プレシーズンマッチ)
10月3日 サントリー ○23-21● 東芝 (プレシーズンリーグ準決勝)
11月3日 サントリー △28-28△ 東芝 (トレーニングマッチ)
上記の結果だけで「府中ダービー」がどれだけ拮抗した激しい試合なのかはご理解いただけると思います。今シーズンここまで1勝1敗1分け。得失点差±0。これ以上に細かい説明は不要だと思います。両チームが真正面からチームカラーを押し出し、自分たちのスタイルで相手に勝ってはじめて得られる勝利。なんとしてもこの試合に勝ち、勢いに乗ってLIXIL CUPに進出したい両チームの戦いは大注目の一戦となります。
ジャパンラグビートップリーグ2015-2016第7節の登録メンバー23名が発表されました。先週のメンバーから若干のメンバー変更でこの試合に臨む形となりました。
長らく同じメンバー構成が続いているフォワード陣。今週も変更はありません。毎試合、フォワードに絶対的な自信を持って臨んでくる東芝に対して、サントリーのフォワード陣がどれだけプライドを持って戦えるかが、試合の主導権を握る大きなポイントになることは言うまでもありません。スクラム、ラインアウトからのモールを基点に多くのトライをあげている東芝に対し、ブレイクダウンでの早い球出しがチームの勢いをつけるサントリー。1つの反則、1つのセットプレーが大きく試合に影響するという部分で、フォワードバトルの優劣は試合に大きく影響してくる部分になるかと思います。
バックス陣は大きくメンバーの入れ替えのあった前節から、再び変更がありました。ハーフ団の先発はSH#9フーリー・デュプレアと好調のSO#10小野晃征の組み合わせ。ラグビーワールドカップで激闘を演じた日本代表と南アフリカ代表の両雄がここではペアを組んでサントリーのアタッキング・ラグビーを操ります。最大のポイントはコミュニケーションとゲームマネジメント。毎度1点を争う激しい戦いの結果を左右するのは、ほんの小さなミスであったり、1つの判断であったりします。そのあたりを含めても、どのようなテンポでゲームを進めていくかは、両チームにとって非常に大きなポイントとなります。
バックスリーは、トライランキングでは現在6トライで暫定首位タイのWTB#11江見翔太が好調をキープし今週もスタメンで登場。続いてCTB#12中村亮土、CTB#13松島幸太朗、WTB#14長友泰憲、FB#15塚本健太というメンバー編成になりました。前節はコンディショニングに充て出場のなかったCTB#13松島幸太朗。ワールドカップ以降これまで以上に注目の集まっている選手の1人として、この試合でも彼の役割は大きなものになります。
今シーズン、開幕戦以降の全ての試合でメンバー入りしているCTB#12中村亮土も、もう1つ上のレベルでのプレーが求められる中、今週もチームの代表としてファーストジャージに袖を通します。またリザーブでの出場が多かったFB#15塚本健太も先週に引き続きスターティングメンバーでの登場。ベテランの有賀剛が不在の中で、最後尾からチームの統率を図ります。
WTB#14長友泰憲も先週の復帰戦からほぼ100%のコンディションを維持して2週連続の先発。東芝の力強いアタックに対して、ディフェンス面での貢献が大きな役割になります。フィジカルを前面に押し出してくる東芝のスタイルに対し、フォワード陣の奮闘に加え、バックス陣もフィジカルなバトルに負けないメンタルとフィットネスが求められます。何よりどちらのチームの「絶対勝つ」という気持ちが上回るかが結果を左右する府中ダービーにおいて、出場する前選手がチームの代表としてメンバー全員の気持ちを背負って責任あるプレーを、見せてくれることと思います。
ワールドカップ以降注目が高まっている今シーズンのトップリーグ。秩父宮ラグビー場には子週末も多くのファンの方々が駆けつけてくれることと思います。日本最高峰のトップリーグに相応しい試合を両チームで繰り広げ、ラグビーの醍醐味を存分に味わえる試合をお観せしたいと思います。大きなご声援でチームの後押しを宜しくお願いいたします。
■ジャパンラグビートップリーグ2015-2016 第7節
サントリーサンゴリアス vs 東芝ブレイブルーパス
2015年12月26(土) 14:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場
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