CLUB HOUSE

クラブハウス

サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2015年12月18日

ジャパンラグビートップリーグ 第6節 vsリコーブラックラムズ戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。
 
12月12日(土)、ジャパンラグビートップリーグ2015-2016第5節が東京・秩父宮ラグビー場で行われ、16,000人を超える大観衆の前で、サンゴリアスは38-5で快勝。この結果、サンゴリアスはグループAでの5試合を終えて3勝2敗で勝ち点16、第5節終了時点で順位を4位に上げました。しかし、トップリーグのタイトルをかけたLIXIL CUPに出場するためには、グループステージ残り2位試合に勝利し、4位以内を死守しなければならない状況に変わりはありません。

 
NTTコムのキックオフで始まったこのゲーム、いつも通り自陣深い位置で獲得したキックオフボールからこの日もアタックを開始したサンゴリアス。ジワジワとフェーズを重ねてゲインを切っていくと、前半開始早々の6分に先制のトライを奪いました。その後もボールを保持してフェーズを重ねるアタックを繰り返すサンゴリアスは、21分にPGで追加点を奪い10-0とリードを広げると、28分に有賀剛、31分にスカルク・バーガーが連続トライを奪い、徐々に点差を広げます。

 
これ以上離されたくないNTTコムは、前半40分経過のホーンが鳴った後、ペナルティーからアタックを仕掛け、前半のうちに1トライでも返す姿勢を見せてきましたが、パスミスでこぼれたボールに素早く反応した松島幸太朗がボールを拾うと、瞬時の判断で裏の空いたスペースにキック。追いかけた江見翔太がインゴールで追いつきトライ、その後のゴールも決まり前半のうちに4トライを奪いボーナスポイントを獲得し31-0でハーフタイムを迎えました。

 
しかし、後半に入るとゲームが一転。NTTコムのアタックの時間が増え、ディフェンスに費やす時間が増えたサンゴリアスでしたが、我慢強いディフェンスでひたすらタックルを繰り返し、与えたトライはラインアウトからのドライビングモールでの1トライのみ。後半終了間際にようやく連続攻撃からトゥシ・ピシが抜け出し1トライを返し、ゴールも成功してそのままノーサイド。最終的には38-5の点差で勝利となりました。マン・オブ・ザ・マッチにはこの日全てのキックを成功させた小野晃征が選ばれました。

 
ジャパンラグビートップリーグ2015-2016第6節の登録メンバー23名が発表されました。先週のメンバーからバックスのメンバーが多く変更となりました。

 
ワールドカップ終了後チームに合流も、なかなかコンディションが上がらなかった日和佐篤が、第2節以降9番で先発を続けたフーリー・デュプレアに変わって今シーズン初登場となります。復帰戦となった先週のトレーニングマッチでもフォワードを動かし、自らも終盤にトライを奪うなど調子が戻ってきました。フーリー・デュプレアはリザーブからの登場となり、ようやくワールドカップに出場したスクラムハーフ2名が揃ってメンバー登録となりました。ゲームの組み立てに長けるデュプレアに対し、高速アタックを繰り返す日和佐篤の持ち味をキックオフ直後から繰り出し、ゲームの開始から一気に試合のテンポを上げてサンゴリアスのアグレッシブ・アタッキング・ラグビーが展開できるかがこの試合の1つのポイントになるかと思います。

 
スタンドオフもこれまで先発を続けた小野晃征に代わって今週はSO#10トゥシ・ピシが登場。SH#9日和佐篤とのコンビで序盤からトップギアで仕掛けていくことになります。先週もMOMを獲得するなど好調の小野晃征はリザーブでの登録。同じくリザーブのフーリー・デュプレアとあわせ、経験豊富なプレーヤーがベンチで出番を待つ形となります。スターティングメンバーは思い切って果敢に攻める姿勢をグラウンドで見せてほしいところです。

 
WTB#11江見翔太は好調を維持したまま今週も先発。CTB#12宮本啓希は今シーズン初先発。CTB#13竹下祥平、WTB#14長友泰憲、FB#15塚本健太とフレッシュなメンバーでのバックスリー構成となりました。CTB#13竹下祥平は持ち前の力強いランニングで選手のトレーニングマッチでもトライを決める活躍。WTB#14長友泰憲も同じくトレーニングマッチで、高いディフェンス力とタックル成功率で攻守に渡り存在感を示しました。FB#15塚本健太は独特のランニングコースを付いた突破がそれぞれ持ち味。しっかりとこの試合で存在感を示し、来週以降のメンバー争いに向けて印象を残したいところです。

 
過去数年のシーズンを振り返っても、リコーブラックラムズ戦は勝利こそ収めているものの、サンゴリアスらしいラグビーが展開できていない試合も多く、接戦となった試合も少なくありません。今シーズンこれから重要なシーズン佳境に入っていく中で、しっかりとサンゴリアスのアタッキングラグビーが展開できるかは、この後チームが勢いづけるのかも含めて非常に重要になります。今回のメンバー構成からもはっきりとしたメッセージが伝わってきますが、試合開始直後から怒涛のアタックでたたみかける様なアグレッシブな試合をするべく、今週のメンバー1人1人がチームを代表して戦う姿勢をグラウンドで見せてほしいと思います。

 
■ジャパンラグビートップリーグ2015-2016 第6節
サントリーサンゴリアス vs リコーブラックラムズ
2015年12月20(日) 13:05キックオフ
山梨県・山梨中銀スタジアム
※サンゴリアスのファンサービス情報はこちら

一覧へ