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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2015年10月 5日

中年サンゴリアス◆柳原瑞樹◆並大抵のことじゃ挫けない

中年サンゴリアス◆柳原瑞樹◆並大抵のことじゃ挫けない
サントリー酒類株式会社 東京第二支店
2011~2013年現役



いま銀座の"面(めん)"担当をしています。"面担当"というのは業務店の個店をターゲットとして回って行きます。"維持店"もあれば"開拓店"もあって、他社のビールからサントリーに変えてもらったり、他社のウイスキーがメインボトルだったところをサントリーのウイスキーに変えてもらったりという仕事をしています。

僕らがターゲットとするひとつは、老舗と言われたりミシュランで取り上げられたりというお店です。銀座は日本の銀座、世界の銀座と言われてあらゆる人が知っている場所なので、大事な日本一の市場を任されているというモチベーションで、サントリーに貢献したいという気持ちを持って働いています。

選手時代、エディー・ジョーンズさんに相当鍛えていただいたので、並大抵のことじゃ挫けないというか、傷つきません。その点、タフということは仕事をしていても、凄く大事なことだなと思います。飛び込み営業をしても老舗は簡単には話を聞いてくれませんが、それで心が折れていたら次がないですし、選手時代に比べたらまったく折れないのは、ラグビーで培ったものだと思います。

準備の部分でも、ラグビーでは試合に向けての準備だったり、練習に向けての準備だったり凄く大事でしたが、仕事でもそこまでにどうストーリーを考えて持っていくか、というところの準備が大事で、そういうところもリンクしているのかなと思います。

現役時代、公式戦出場は無くノーキャップなのですが、僕みたいにチャレンジしたけれど上手くいかない選手は、これからも出てくると思います。ラグビーで活躍できなかったとしても、仕事を頑張り、仕事が出来ると言われる人間になれれば、そういう現役の選手たちにも希望を与えられるんじゃないか、次にくる人たちの指標になれるんじゃないか、というのが今の僕の中の「なりたい像」なんです。そのためにも会社の中でキラキラしていなければいけないと思っています。

お店のママでや大将が何かしら困ったことがあって「こういうことがあるんだけれど、どうだろう?」っていう話を、いちばん最初に僕にしてきてくれたりする時は、サントリーの一人の営業として凄く頼りにされているなという実感があります。そして「やっぱり柳原に任せて良かったよ」という言葉をもらったりすれば、さらに大きなモチベーションになります。

サンゴリアスの現役が頑張ってくれている姿は凄く嬉しいので、それも僕の中でモチベーションにもなります。週末も仕事になることがありますが、なるべく時間を作って試合会場に足を運びたいなと思いますし、応援団の一人として出来る限り応援させていただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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