2015年2月 6日
第52回日本ラグビーフットボール選手権大会 1回戦 vs筑波大学戦の見どころ!
いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。
先週末に行われたワイルドカードトーナメント2回戦vsリコーブラックラムズ戦はサンゴリアスらしいアタックが冴え、6トライを奪い42-14で勝利を収める事が出来ました。この結果、サンゴリアスは2月8日(日)から行われる第52回日本ラグビーフットボール選手権大会への出場権を掴み、1回戦では大学選手権準優勝の筑波大学と対戦することになりました。サンゴリアスがプレーオフトーナメントファイナルの進出を逃し、日本選手権を1回戦から戦うのは2009-2010シーズン以来5シーズンぶりとなります。日本選手権のタイトルまでは、4試合に勝利する必要がありますが、1戦1戦しっかりと勝利し、決勝まで駒を進めたいと思います。
日本選手権は負けたら終わりのトーナメント戦で行われる為、毎週絶対に勝たなければならない緊張感とプレッシャーがかかる試合となりますが、しっかりとサンゴリアスのスタイルであるアグレッシブ・アタッキング・ラグビーを追及し、80分を通してパフォーマンスを発揮できるよう、毎週毎週の試合に向けた準備が非常に重要になります。
今シーズンは開幕戦から非常に厳しい試合が続き、プレーオフトーナメントへの進出を初めて逃したサンゴリアスですが、チームの若返りや新しい取り組みへの対応などへのチャレンジのシーズンとして、苦しみながらなんとか日本選手権への出場権を獲得しました。痛みを伴う改革を敢行しながらも、選手はグラウンド上で勝利のためのベストパフォーマンスを発揮することにフォーカスし取り組んできました。トップリーグのタイトルこそ逃したものの、その悔しさを力に変え、必ず日本選手権を奪還するという目標に向けて、ワイルドカードトーナメント2回戦を迎える週のトレーニングからは選手が自発的にミーティングを行うなど、チームのまとまりも一層高まってきました。ようやく本来のサンゴリアスのラグビーが先週の試合では少しお観せ出来たかと思いますが、ここから日本選手権決勝までの4試合、成長を加速しながら続け、必ず頂点に返り咲けるよう、引き続きチーム一丸となって戦って参ります。
日本選手権1回戦vs筑波大学戦の登録メンバー23名が発表になりました。この試合の最大のフォーカスは、試合開始最初の20分間でサンゴリアスのテンポで試合をコントロール出来るかという点です。試合の入り(はいり)というポイントでは、先週のリコー戦では今シーズンのベストと言える試合の入りで序盤からテンポ良くアタッキングラグビーを展開する事が出来ました。これを今週の試合でも実践するために、今チームでいちばんエナジーのある選手が今週のメンバーに名を連ねることとなりました。
まずフォワード第1列フロントローはPR#1石原慎太郎、HO#2小澤直輝、PR#3垣永真之介と若いメンバーでの構成となりました。先にも申し上げた通り、チームにエナジーを与えるという意味で、フレッシュな面々がチームの先頭に立って身体を張り、ブレイクダウンから良いクオリティーのボールを供給します。第2列はLO#4篠塚公史、LO#5キャプテン真壁伸弥と経験のあるメンバーが若いフロントローをバックアップします。
フォワード第3列はFL#6ジャスティン・ダウニー、FL#7仲宗根健太、NO.8西川征克という3名。こちらもエナジー溢れるメンバーでブレイクダウンでの仕事を中心にチームに勢いを与える仕事が期待されます。これまで出場機会の少なかったメンバーも含めて、溜まっていたフラストレーションをグラウンドで表現し、2回戦以降のメンバー入りもかけてしっかりとハードワークしてくれることと思います。
ハーフバックスはSH#9日和佐篤、SO#10のトゥシ・ピシというコンビになりました。今シーズンいちばん長い時間プレーしてきたこの組合せで、この重要な一戦をどうコントロール出来るかがポイントになります。先週の試合では大車輪の活躍を見せたトゥシ・ピシも絶好調のコンディションでこの試合に臨みます。
バックス陣もここ数試合で定着してきたWTB#11村田大志、CTB#12中村亮土、CTB#13松島幸太朗に加え、長いリハビリから本来のコンディションが戻ってきたWTB#14長友泰憲、パワフルなプレーが持ち味のFB#15竹下祥平が名を連ねました。WTB#14長友泰憲は今シーズンのファーストステージ開幕戦vsコカコーラ戦以来の出場となります。これまでサンゴリアスの14番のジャージを長い間着続けてきた経験を活かし、日本選手権決勝までのトーナメントラグビーを戦う上で存在感を示してチームに勢いを与えて欲しいキープレーヤーです。
FB#15竹下祥平も今シーズン9試合目のメンバー入りを果たしました。ベテランのFB有賀剛に替わって、フルバックでは今シーズン初の先発出場となりますが、自身の持ち味をしっかりと発揮してチームに貢献するプレーが求められます。
リザーブメンバーもコンディションの良い選手が名を連ねました。久々の登場となる鈴木亮大郎、辻本雄起、芦田一顕をはじめ、ベテランの畠山健介、ニコラス・ライアンなど、全員が出場機会を狙っています。大学生チームとの対戦ということで、余計なプレッシャーを感じることもありますが、サンゴリアスとしては自分達のスタイルの追求にフォーカスし、トップリーグチームとの試合と同じ姿勢でこの試合に臨みます。今週チャンスを掴んだメンバーは2回戦以降のメンバー入りに向けても、チームを代表してグラウンドに立つ責任とそれぞれのラグビーに対する気持ちをグラウンドで体現してもらいたいと思います。
■第52回日本ラグビーフットボール選手権大会 1回戦
筑波大学vs サントリーサンゴリアス
2015年2月8(日) 11:45キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場