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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年12月23日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #192 “特別編”『先制点 その2』

サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
 
 
「先制点」その2(解説:金井 健雄)
 
 
チームが先制点を取ってくれると、フォワードとしてはもちろん元気が出ますし、先制点を取るために僕らは最初の10分を全力でとばしてやる、というイメージです。
 
ですからそこで取れないと、相手にペースをあげてしまいますし、取れたら自分たちの良い流れになります。そういう意味で先に点数を取るというのは、自分たちのゲームの中では、結構、決定的な場面になるものです。
 
トライを取るのがいちばん良いですが、ペナルティゴールでも、それで1回自分たちのペースになりますから、ペナルティゴールでも良いと思います。万が一自分がトライで先制点を取った場合は、舞い上がるぐらい調子にのっちゃいますね(笑)。実際にはこれまで、まだないですが。
 
取られた場合は、やはり初めの流れが良くないなということになって、組み立て直しからスタート、という感じになります。そうなると自分たちが慎重になりがちになりますし、焦る場面もあると思います。先に点を取った方が、主導権を握ることが出来ます。
 
トライを取られた場合、ゴール前で話したり、キックの時にすぐに集まって話したりという形で、組み立て直しますが、時間が短いですし、情報が多いと迷ってしまうので、ポイントを絞ってシンプルなことだけ話し合うことにしています。

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