2014年12月16日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #191 “特別編”『先制点 その1』
サンゴリアスラグビー大辞典“特別編”として、試合の日に起こるシーンやシチュエーションを選手が紹介します。試合前後を含めた場面場面を、選手たちならではの経験と感覚をもとに解説していきます。
「先制点」その1(解説:宮本 啓希)
先制点は、試合の中ではとても大事なことです。相手より先にスコアするということは、チームにとっても選手にとっても大切なことです。
先制点を取った時は、つまりリードしているということです。ずっと両チームとも得点が取れずに試合が進んで行った時の先制点というのは、特に気持ちに余裕が出来ると思います。
逆に取られた場合は追いかけることになるので、時間が経つにつれて無理なプレーが出てきたりする可能性もあります。先制点を取るのが早過ぎるなんてことはないので、取れるところで取っておくということがベストです。
先制点は3点、5点、7点のいずれかです。いちばん点が入るのはトライですが、例えば敵陣22m正面でペナルティをもらったりすれば、比較的確率が高いのはペナルティゴールですから、いちばん入りやすいのは3点ですね。
そこでスコアするということが大事なので、そこは3点取れるのであれば取るべきだと思います。それほど先制点というものは、どこのチームも絶対に欲しいものだと思います。