2014年7月 1日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #165『ドロップアウト』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ドロップアウト」(解説:宮本 啓希)
プレー再開のひとつ前のプレーのことですが、例えば、アタックしている側が相手のインゴールに向かってボールを蹴り込みます。そのボールがディフェンスしている側に1回も触らずに、インゴールに入った場合、ディフェンスしている側が、インゴールでボールを地面に押さえること、それをドロップアウトと言います。
途中でディフェンス側にボールが当たってしまうと、それはキャリーバックとなってしま、ボールを蹴った側の5mのスクラムになります。例えば僕がボーンと奥にボールを蹴り込んで、それを追っていった相手の体に、ボールがイレギュラーバウンドして当たってインゴールに入って、それを相手がボールダウンした場合などが、キャリーバックです。マイボールのスクラムになります。
あるいはペナルティーゴールを狙って蹴ったボールが外れて、それを蹴られた側がインゴールで取って、地面に押さえてもドロップアウトになります。ドロップアウトすると、ボールを押さえた方の22mラインの内側からのドロップキックでプレー再開となります。その場合、奥に蹴り込んでもいいし、チョンと蹴って近いところで競り合ってそのまま攻めることもできます。