2014年4月22日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #153『パイルアップ』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「パイルアップ」(解説:尾崎 章)
アタック側が持ち込んだボールを密集(ブレイクダウン)から出せなかったり、反則ではないものの密集の中でボールの動きが止まってしまった時がパイルアップです。モールとかスクラム、ラックで起きるプレーです。レフェリーが笛を吹いて「パイルアップ」とコールしてプレーを止め、客観的、あるいはその前の段階で有利な状態のチームのボールで、スクラムからプレーが再開されます。
ボールを奪い合うために選手が重なって倒れてしまい、ボールが出なくなってプレー出来ない状態のことです。モールが完全につぶれた状態で、両方の選手が多い被さってしまったモールなどの場合に多いです。本来は倒れた選手はロールアウェイ(その場から離れる)しなければなりませんが、その上から何人も倒れてくると、どうにも動けないことがあり、そういう場合にパイルアップになりやすいです。
反則ではありません。密集の中が拮抗してしまいボールが止まってしまった時、どちらのチームもボールが出せない状態になるとパイルアップになります。最近は昔に比べて少なくなったと思います。