2014年4月15日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #151『インゴール』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「インゴール」(解説:小野 晃征)
インゴールは、Hポールの付け根を通って横に伸びるゴールラインと、グラウンドのいちばん奥になるデッドボールライン、それから横のタッチラインの延長線であるタッチインゴールラインに囲まれた区域のことです。日本国内では陸上競技場兼用スタジアムが多いので、芝と人工芝に分かれていたりする場合もあり、そういうフィールドだと試合前に選手同士で確認し合ったりします。
花園ラグビー場の場合は、インゴールが広いので、思いっ切り蹴ってもなかなかデッドボールラインまでは届くことはないとか、ひとこと言ってお互いに確認することが、インゴールに関してはあります。あとはゴールキックが外れた時に、誰がキャッチする態勢に入るかとか、キープレーヤー同士で試合中に話したりします。
インゴールは強く意識するというものでなく、あまり大きいポイントではありませんが、やっぱりトライのチャンスになる、ならないという場所ではあるので、選手として過剰に意識はしていませんが、そこにボールが入った時に意識するという場所だと思います。
攻められてスタンドオフがインゴールからタッチキックしなければいけない時など、インゴールが広い方が蹴りやすいですし、インゴールが狭いなと感じる場合もあります。意味合いは少し違うと思いますが、例えば野球場だったらファールゾーンが広いとか狭いとか、選手としてはそういう感覚に近いと思います。