2014年4月 8日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #149『接点』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「接点」(解説:仲村 慎祐)
コンタクトが起きるポイントのことで、読んで字のごとく“選手と選手が接する点”です。さらにそこでのプレーのことを言います。フィールドプレーでボールキャリアがタックルされた時などが、分かりやすい接点ですね。“ブレイクダウンの最前線”という捉え方でも良いと思います。
サントリーはアタッキングラグビーなので、毎回ゲインラインを意識します。でもボールを持った時に待ってしまうと、タックラー、2人目のディフェンスが上がってきて、接点が手前に押し込まれます。そうするとゲインラインを越えられないので、そのことを意識して待たないようにするとか、相手のディフェンスとディフェンスの穴をいち早く見つけて、そこに向かって走り込んで行けば、ゲインラインを越えられる良い接点が作れることになると思います。
接点はなるべく前に作る方が良くて、極端に言うと接点が出来なかったらトライになりますが(笑)、その接点をなくすためには、フォワードはまずコンタクトを起こして、相手のディフェンスを1人でも2人でも減らすということが大事なので、フォワードが走って走って、意図的に接点を作って、バックスにより前で次の接点を作ってもらう、ということを狙っています。