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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年3月11日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #141『クイックハンズ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「クイックハンズ」(解説:成田 秀悦)
 
 
「ボールをキャッチして、パスする」、この作業をめちゃくちゃ速くやる、そのプレーのことです。パス練習をずっとやっていって、極めた結果、出来るようになるプレーですね。
 
ボールをもらってから、いわゆるテイクバックしてボールを投げるのが普通ですが、その間(ま)もなく、速く投げるプレーですね。相手との距離が5mもあれば、ボールを取ってゆっくりと相手を見ながらパスが出来ます(ゆっくりとというのはクイックハンズの場合と比較して)が、例えば相手が1m前のところで、キャッチした直後にすぐにタックルを受けてしまう状況の時にクイックハンズを発動します。
 
ほとんど時間はありませんが、投げるところは、先に確認します。先に味方の声と自分の目で確認して投げます。あとはそれを実行するためのテクニックの問題です。それが投げられない時は、タックルを受けてしまいますし、僕の場合は体重が軽いので、後ろに倒されるタックルを喰らってしまいます。
 
サントリーのバックスはテクニカルなので、みんなクイックパスが出来ますが、その中でも僕がいちばん上手だと思うのは、宮本啓希ですね。トゥシ(ピシ)とかも上手いですが、僕は啓希がいちばん上手いと思います。僕自身は、平浩二より少し上手といったところでしょうか(笑)。

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