2014年3月 6日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #140『ポゼッション』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ポゼッション」(解説:野村 直矢)
ボールの支配率、ボールを持っている時間の割合です。ボールキープをしていると、ポゼッションは上がります。ボールを蹴ってしまうと、相手にボールを渡す、もしくは50/50にするということになりますが、こちらが蹴って相手もまた蹴り返してくるようなキックであれば、それは良いキックという事になります。そうなるようにしっかりチェイスをしたり、そういう意識を持ってボールを獲りに行けば、ポゼッションを上げることが出来るはずです。
サントリーでは、ポゼッションをとても意識します。ボールをキープしていれば、僕らの強みが活きるし、ボールを持っていなければトライは出来ませんから。ディフェンスになったら、当然トライするためにターンオーバーを狙いますが、それよりもまずは相手にボールを渡さない、ということに尽きます。キックオフでも競ってどちらが取るか分からない50/50のキックを蹴れれば良いですし、僕は「相手に渡す」というキックはしません。
サントリーはボールをキープして、少しずつでも前に出て行くことがチームの強みなので、フィットネスもなければならないし、ボールを常にキープすることを心掛ける意識も大切です。ポゼッションはサントリーラグビーで、とても大切なことだと思います。