2014年2月18日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #135『ボックスキック』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ボックスキック」(解説:日和佐 篤)
ハイパントキックの一種です。「箱に落とす」ようにピンポイントで狙うキックです。フーリー(デュプレア)が凄く上手で、とくに南アフリカのゲーム展開だと、キックしたボールを追い掛ける選手が凄く上手で強く、空中にある時にボールに働きかけるプレーをよくやります。
僕もたまにやりますが、うちのチームだと追い掛けるのは大島選手とかが上手ですね。追い掛ける選手がキャッチしたり、相手がキャッチしたところにタックルしたりしますが、そこで良いタックルが出来たら、そのまま相手を越えてマイボールになりますよね。
だいたいこのキックを蹴る時、例えばラインアウトからですと、15mラインより外側でボールをもらって蹴った時に、15mラインより内側に入ってしまうと、凄くピンチになります。相手がどちらにも攻めることが出来ますから。
ですので出来れば5mラインと15mラインとの間で、距離は30mぐらいのところに落としたいですね。30mは味方も追いつける距離ですし、高さも必要で30mで3秒半から4秒ぐらいで落下してくるボールを蹴ります。
1試合で何回かは蹴っていますし、いざという時に使わなければいけないキックなので、かなり練習しています。だいたい狙ったところの5m範囲内に落とせるようになってきて、最近、自分でも上手になってきたなと思います。