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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年10月17日

トップリーグ1stステージプールB 第7節vsNTTドコモレッドハリケーンズ戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。

 
アジア大会開催に伴う2週間のショートブレイクから先週再開したトップリーグ1stステージも、いよいよ最終節の1試合となりました。先週の近鉄ライナーズ戦でサンゴリアスは31-30の僅差の勝利で勝ち点を23に伸ばし、2ndステージのグループA進出を決めました。2ndステージグループAでは1stステージのプール戦上位4チーム同士が集まり、8チームでプレーオフトーナメントへの進出4枠を争います。2ndステージでは1stステージの順位に基づいてボーナスポイントが与えられる為、最終節の試合もしっかりと勝ち点を獲得し、1つでも高い順位で1stステージを通過する必要があります。消化試合の意味合いは無く、2ndステージに向けて重要な一戦になるので、チーム一丸となって勝ち点5の獲得と、サンゴリアスらしいラグビーを展開することにフォーカスして臨みたいと思います。

 
ファーストステージプールBの第6節終了時点での順位と最終節の対戦相手は下記の通りです。
 
◆1stステージプールB (第6節終了時点/第7節対戦チーム)
1位:神戸製鋼(勝ち点25/vsキヤノン
2位:サントリー(勝ち点23/vsNTTドコモ)
3位:キヤノン(勝ち点22/vs神戸製鋼
4位:トヨタ自動車(勝ち点18/vsリコー)
5位:近鉄(勝ち点17/vsコカコーラ)
6位:リコー(勝ち点13/vsトヨタ自動車)
7位:コカコーラ(勝ち点6/vs近鉄)
8位:NTTドコモ(勝ち点5/vsサントリー)
 
サンゴリアスは8位のNTTドコモとの対戦です。プールB首位通過に望みを繋ぐ為にも、4トライ以上を獲得し、勝ち点5を獲得する事が最大のターゲットです。首位の神戸製鋼は3位のキヤノンとの対戦で、キヤノンが神戸製鋼に勝利すると、サンゴリアスが首位に浮上する可能性が出てきます。1位と3位の対戦という事で、こちらの試合も最終節の注目ゲームとなります。また、4位トヨタ自動車と、かろうじてトップ4入りの可能性が残る6位のリコーとの試合も目が離せないゲームとなるでしょう。セカンドステージへの生き残りをかけて、各地で熱戦が繰り広げられます。

 
1stステージプールB第7節vsNTTドコモ戦の登録メンバー23名が発表になりました。前述の通り、他チームの試合結果に左右される部分もありますが、サンゴリアスとしてはとにかく勝ち点5を獲得することにフォーカスし、サンゴリアスのスタイルであるアグレッシブなアタッキングラグビーの展開を目指します。近鉄戦で課題となったディフェンス面や、ラインアウトの精度など、細かい部分で修正が必要な部分もまだまだ多いですが、1つ1つ課題をクリアしてセカンドステージに繋がる試合をお観せしたいと思います。

この試合、1人目の注目選手は、LO#4篠塚公史。前節は自身のトップリーグ100キャップ目の記念となる試合で、今シーズン初出場を果たしました。ラインアウトではやや課題の残る結果となりましたが、チーム在籍9年目のベテランとして、攻守にわたって貢献し、2戦連続のスターティングメンバーを掴みました。トップリーグ出場101試合目の新たなスタート地点に立ち、「まだまだ若手にはポジションを明け渡す気はない」という思いをプレーで体現してくれることと思います。

 
2人目はFL#6スカルク・バーガー。今シーズンは比較的8番での出場が目立ちますが、本業のブラインドサイドフランカーとして、初めてサンゴリアスの6番のジャージに袖を通します。第5節終了後に母国である南アフリカに一時帰国し、南アフリカ代表スプリングボクスでザ・ラグビーチャンピオンシップ2試合に出場。オーストラリア代表ワラビーズ戦ではMVP級の活躍で勝利に貢献し、続くニュージーランド代表オールブラックス戦でも攻守に渡りチームに貢献。オールブラックスの連勝を22で止める歴史的な勝利の立役者となりました。テレビで観戦された方も多くいらっしゃると思いますが、スプリングボクスでのプレーを見ると、彼のポテンシャルはまだまだ計り知れず、まだ戸惑いのある日本のラグビースタイルにフィットしてくれば、今以上のパフォーマンスを発揮してくれる事は言うまでもありません。持ち味のパワーみなぎるダイナミックなプレーがどのくらい観られるか。背中の大きい背番号6番に是非ご注目下さい。

 
WTB#11には松島幸太朗がメンバー入りしました。開幕戦後にコンディションを崩し、トップリーグの舞台から離れていましたが、先週の第6節は復帰戦ながら80分間プレーし、コンディションは万全です。今週の試合では本業のフルバックではなく、ウイングとしての出場となりますが、独創的なステップワークとスピードに乗ったランニングで相手ディフェンスを切り裂く活躍が期待されます。逆のウイング#14には今シーズン全試合に出場しているスピードスター中靍隆彰がおり、2人のスピードスターの競演がゲームを沸かせてくれるはずです。バックスラインでのアタックの際は、個性あるウイングにどれだけボールを繋げるかにご注目下さい。勝ち点「5」を獲得するためにも、彼らの活躍は欠かせません。

 
松島幸太朗に代わってFB#15に入ったのが塚本健太。第3節以来のスタメンでの登場となります。昨シーズンはウイングでトライを量産する活躍を見せ、一躍サンゴリアスの中心メンバーに成長しましたが、大学在学時からの本職フルバックとして、今シーズン初の15番のジャージとなります。今シーズンは春からコンディション不良などによりチームと別メニューでのトレーニングが続きましたが、ようやくの完全復帰です。不本意な時期を過ごした間に溜まったストレスをこの舞台で爆発させてくれると思います。アタックでは積極的なライン参加からのラインブレイクに期待したいところです。バックス陣との連携を密に、ボールを動かすダイナミックなアタックの中で輝きを放って欲しい存在です。

 
リザーブ#23には大島佐利が2週連続のメンバー入りです。先週の近鉄戦ではセンターのニコラス・ライアンに替わって後半から出場。力強いゲインなどでトライにつながる活躍も見せました。この試合でもしっかりと存在感を示し、メンバー定着に向けてアピールしてくれることと思います。ハイボールのキャッチングスキルなど、要所で光るプレーを見せてくると思います。

 
ファーストステージ最後のゲームは秩父宮ラグビー場での開催です。ウインドウマンスを前に、サンゴリアスのアタッキングラグビーを是非目に焼き付けて頂ければと思います。今シーズンは開幕から肝を冷やす試合が続いており、ファンの皆様もフラストレーションが溜まっていると思いますが、大久保監督の言葉を借りるなら「今は投資の時期。勝ちながら世代交代を進める途中で、その中でも結果を残すことが重要」。とは言え、やはりファンの皆さんが期待している爆発的なアタッキング・ラグビーを、今週こそ、お魅せしたいと思います!皆様のご来場をお待ちしております。
 
 
■ジャパンラグビートップリーグ2014-2015 1stステージ プールB 第7節
サントリーサンゴリアスvsNTTドコモレッドハリケーンズ
2014年10月19(日) 14:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場

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