2013年12月26日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #122『カウンターラック』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「カウンターラック」(解説:仲宗根 健太)
ターンオーバーするラックの事です。最初のタックルで、ディフェンス側が勝つタックルをすると、ディフェンス側が2人目、3人目と、ラックに入ることが出来るので、カウンターラックがしやすくなります。相手にやられる場合は、最初のボールキャリアが弱くて、2人目も負けてしまう時にやられます。
カウンターラックはよく起こります。相手が良いタックルをしたり、ディフェンスの2人目が遅れたりした時です。相手が来ていない時は、ジャッカルを狙いに行きますが、相手が来ていたら、その相手をオーバーしに、カウンターラックを狙って入って行きます。相手が遅いか、あるいはこちらが凄く速い時、ジョージ・スミスなんかはすごく速いんですが、そうするとジャッカルが多くなります。
ですので、カウンターラックは必ず「狙う」というプレーです。カウンターラックを狙いに行くというと、皆がどんどんラックに入ってしまうイメージがありますが、ボールを遅らせることと、ターンオーバーを狙いに行くことの、両方の意図があります。僕の場合、1試合で2~3回というところですが、タックルが上手い選手、寝て起きるのが速い選手は、もっと多くのカウンターラックが出来ます。