2013年12月12日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #117『ダイレクトタッチ』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ダイレクトタッチ」(解説:阪本 圭輔)
エリアを獲得するためにタッチキックを蹴りますが、蹴ったボールがグラウンド内でバウンドせずにそのままタッチラインを割ってしまうキックのことです。相手の反則によって自チームにペナルティーキックが与えられてタッチキック(タッチラインの外にボールを蹴り出すキック)を蹴った場合は、22mラインの手前でも22mラインより前でも、その出た場所から、さらにマイボールのラインアウトになります。
ペナルティーキック以外の時に、22mラインより前から蹴って、同じようにダイレクト(ノーバウンドで)にボールがタッチラインを割ってしまうと、蹴った地点まで戻され、相手ボールのラインアウトになります。
ボールを持って蹴る前に焦ってしまったりすると、ダイレクトタッチになることが多いですし、しっかりバウンドしてから出るように狙っていてもダイレクトに出てしまう時もあります。僕自身は、今はあまりないと思いますが、大学1年生の頃は多かったですね。それを練習で克服しました。
なので、ペナルティーキックをタッチに蹴りだす時は、とにかくしっかり出す事が大事です。インプレー中のキックをタッチに蹴りだす時は、22m手前か前かが重要で、前の場合はしっかりバウンドさせてからタッチを割るようにすることですね。ダイレクトタッチになってしまうくらいであれば、タッチラインを割らずに残る方が、蹴った側としては助かるケースが多いと思います。