2013年11月21日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #111 『コンバージョン』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「コンバージョン」(解説:ニコラス ライアン)
トライの後のキックのことで、決めると2点入ります。チームがたくさん点を取るために、とても大切なキックです。とくにトップ4チームでの準決勝戦、決勝戦などでは重要なキックで、コンバージョンで点を取らないといけませんし、その点差で試合が決まることもあります。ファイナルラグビーになればなるほど、コンバージョンの2点、ペナルティキックの3点、それぞれキックでの点はより重要になってきます。
コンバージョンを蹴る時には、「練習通り」をイメージしています。例え角度が悪いところであっても、「どこから蹴っても練習通りに蹴ったら絶対にチャンスがある」と思って蹴っています。
蹴る前に、入るシーンをイメージします。Hポールからボールまでの線をイメージして、練習通りのキックをします。「入る」「入らない」というのは、蹴った瞬間に足の感覚で分かります。キックコンタクトの直後です。筋肉のメモリーのような感覚があって、良いコンタクトか悪いコンタクトか、キックしたらすぐに感覚で分かります。
身体のフィーリングを大切にして、ちょっと違うフィーリングだなと思ったら、試合中でもそこを修正します。そうやってボディーコントロールしています。疲れた時、緊張する場面、それぞれ状況が違うので、フィーリングをもとにコントロールしていきます。意志もコントロールして、リラックスするようにしています。