2013年11月19日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #110『インターセプト』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「インターセプト」(解説:小野澤 宏時)
簡単に言えばただの「パスカット」ですが、内側のディフェンスがしっかり前に出て相手にプレッシャーをかけてくれれば、僕はそれに合わせて、インターセプトするという場合が多いです。
相手のボールキャリアの判断する時間が短ければ短いほど、その可能性は高まります。ボールを長く持たれてしまうと、外側の状況も見えてしまいます。内側のディフェンスがきっちりしている時に内側に合わせると、インターセプトになるという場面が多いです。
常にインターセプトを狙っている訳ではありません。上がって行く中で自分がマークする相手がいて、間合いが詰まってきて、その中でも外にボールを運びたいなという気持ちもあるでしょうから、こちらが良い上がりが出来た時に、インターセプトも出来ることが多くなります。
相手チームとの相性とかは関係なく、その時のプレー次第ですね。インターセプトしたらだいたい一気にトライまで行きますが、狙っている訳ではありません。相手の判断ミスを誘うことの出来る、内側の選手のプレッシャー次第だと思います。一昨年の日本選手権決勝の時には、内側がプレッシャーをかけて、相手もループしてきて、パス数も多かったのに「まだ放ってくるのか」と思いながらインターセプトしました。