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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年10月29日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #105 『ワールドカップ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「ワールドカップ」(解説:辻本 雄起)
 
 
ワールドカップが始まったのが1987年ですから、次の2015年でやっと8回目を数えます。サッカーワールドカップ、オリンピックと共に、世界三大スポーツイベントと呼ばれています。
 
他の2大会に比べて圧倒的に長い期間(2ヶ月弱)行われますが、その日程にも国によって差があって、強い国は日程が恵まれていて、それに比べて下位の国は日程がタイトになっています。

 
全世界のラグビーファンが注目し、各国代表が国の威信を懸けてぶつかり合うところが最大の魅力で、あのダントツに強いオールブラックス(ニュージーランド代表)でも、ワールドカップで優勝したことはまだ2回しかありません。どのチームも必死になってワールドカップを獲りに行こうと狙っていますから、ニュージーランドでも勝つことはとても難しいのだと思います。
 
今のサンゴリアスにそのワールドカップ優勝チームの中心選手(2007年)だったデュプレア選手がいる訳ですが、やはり違いますよね。ふるまいとか言動が違います。ちょっと本人に聞いてみましょう。
 
 
【フーリー デュプレア 選手】(南アフリカ)
「ワールドカップとは私にとって、「ラグビー界の世界最高峰の舞台でプレーする」ということです。2007年フランス大会での優勝は、私のラグビー人生の中で最も輝かしい瞬間のひとつです。4年間目標に掲げてきたタイトルを勝ち取ることが出来て、最高の瞬間でした」
 
 

 
第1回大会で優勝したあと、なかなか2度目の優勝ができなかったオールブラックスが、2011年の第7回大会で優勝したことが、僕にとっては最も印象的です。1999年はフランスに、2003年はオーストラリアに、そして2007年はまたフランスに負けています。
 
ニュージーランドは久々にその壁を破りました。これまで2回優勝経験があるのが、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ。残り1回の優勝はイングランドです。連覇はまだどの国も達成していませんから、勝ち続ける難しさがあるのだと思います。

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