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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年10月22日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #103 『ハイネケンカップ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「ハイネケンカップ」(解説:辻本 雄起)
ヨーロッパのプロラグビーチームが集まって行う大会で、サッカーのチャンピオンズリーグのラグビー版と言われています。
 
シックスネーションズに参加しているイングランド、フランス、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアの各国プロリーグのチームが参加して行われますが、イングランドとフランスからそれぞれ6チーム、アイルランドとウェールズから各3チーム、スコットランドとイタリアから各2チーム、そしてあと2チームが前の年に成績が良かった国のリーグから出て来て、合計24チームが出場する大会です。
 
先ず4チームが6グループに分かれ、ホーム&アウェイ方式のリーグ戦を行います。時期は10月から翌年の5月まで。日程としては各国のリーグ戦と並行しながらやって行きます。各国のリーグの前年度の上位チームが出場しますが、国内の大会と並行するので上位チームにとっては、とてもタフなスケジュールだと思います。

 
ヨーロッパで一番のチームを決める大会ですので、とても価値がある大会として1995年に始まり、ハイネケンカップとなったのは2003年シーズンからです。これまで18シーズン、優勝はフランスのチームが6回、イングランドも6回、そしてアイルランドも6回、この3ヶ国のチームで優勝を独占しています。
 
6グループに分かれてのグループ戦で、各グループの1位は無条件で、そして各グループの2位の中から成績上位の2チームが、決勝トーナメントへ進出します。全8チームのノックアウト方式です。
 
TVで見たことがありますが、決勝トーナメントの試合で通常の試合時間内に決着がつかない場合は、延長戦をやって、それでも決着がつかない場合はキック合戦を行っています。
 
ヨーロッパの選手はもちろん、他にも世界的な選手がヨーロッパへ行ってハイネケンカップに出て活躍しています。ニュージーランドからオールブラックスの選手が行って、オールブラックス同士がハイネケンカップで対戦することもあります。

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