サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「優勝」（解説：真壁 伸弥）
 
 
僕はいつも2冠と言っていますが、本当に目の前の1試合1試合をやっていって、その結果、優勝になったら良いなと思っているタイプの人間ですので、今年も2冠と言っていますが、実際は初戦のNTTコミュニケーションズ戦を考えるとドキドキですし、優勝という言葉を常に意識している訳ではありません。
 
　 そうではありますが、優勝と言えば、トップリーグの優勝であり、日本選手権の優勝ですから、優勝イコール2冠ということになります。
 
実際に優勝すると、いろんな人が喜んでくれて、いろいろなきっかけづくりとしては、最高だと思います。物事が動きますよね。優勝するチームを自分の会社が持っているということは、会社の社員として誇りというか、そういうことを外へ向けて言ってくれる人もいますし、そうするとこちらも嬉しいですよね。強いということで初めて見てくれて、「ラグビーって面白いな」ということで、日本代表の試合にも来てくれた方もいます。

 
そういう部分で色々な事が動いたと思うので、優勝した方がいろいろ良いことがありますし、何より楽しくシーズンを終えることが出来ます。ですから今シーズンも、2冠が獲れるようなチームになることが目標です。
 
これまで自分が経験した優勝はサンゴリアスの優勝以外では、U19のアジアカップだけでした。自分がキャプテンだった時に優勝できて、ホッとしましたが、それ以来の優勝が、一昨年の優勝であり、昨年の2冠でした。ですから優勝したら良いことがあるというのは、ここ1、2年で初めて実感しました。