2013年9月26日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #096 『外国人選手の役割』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「外国人選手の役割」(解説:ニコラス ライアン)
外国人選手とは、外国人の選手です。公式戦で同時にプレー出来るのは最大2人なので、とても大事ですし、若い選手を手伝うという役割があるので、外国人選手には、経験がある選手、リーダーである選手が必要だと思います。
“外国人”と呼ばれることについては、僕は“特別な選手”という意味で捉えています。海外から来た特別な良い選手だと思うし、みんなからの期待もあると思います。僕自身、外国人選手と呼ばれることに、嫌な感覚も違和感もありません。
僕は帰化して外国人選手から日本人選手になりましたが、ラグビーをやる上では自分では変わらないと思っています。自分の仕事とか、ゲームスタイルとか、やることは変わりません。紙の上だけのことだと思います。日本人になったのはパーソナルな部分とラグビーの面、両方を考えてなりました。
これからやって来る外国人選手にアドバイスをするとしたら、「比べない方が良い」ということです。日本は海外とは全然違います。日本の生活や文化に参加しないといけないと思いますし、それが大事なことだと思います。
そして「ハードワーク」が大事。ここはホリデーじゃない、ということです。サントリーの外国人選手はとても大事な役割を持っているし、社員のメンバーをサポートしないといけないと思います。言葉も大事で、最初はラグビーの言葉から入って、日常生活の言葉を勉強して、言葉の壁を乗り越えないといけないですね。自信がない時も喋るようにすることが大切です。