2013年5月23日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #060 『ボールキャリア』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ボールキャリア」(解説:畠山 健介)
ボールを持って前に進む人のことを言います。「ボールキャリー」とも言いますが同じことです。サントリーは特に全員がボールキャリアになれるように心掛けてアタックの形(シェイプ)も出来ていますし、特定の選手だけがボールを持っていってしまうと、その人がマークされれば攻撃の流れも止まってしまうので、全員がボールキャリアも出来るし、サポートも出来るというのが理想の形だと思います。
すべての選択肢はボールキャリアが持っていますが、サントリーは東芝のように立ってつないだりとか、外国人選手に見られるようにオフロードが多いということはなく、基本的にはボールキープを続けてトライを取ることが目的なので、まずボールを保持することを第一としています。
バックス、フォワードに関係なく、ボールを運ぶプレーヤーのことを、ボールキャリアと呼びますが、データを見ていくと、誰がいちばんボールキャリアが多いか、あるいはこの選手がよくボールをもらいに来る、という点で偏りのあるチームもあります。フォワードが前に行くことによって、スペースが空いたところにバックスが走って、ということが多いので、基本的にフォワードの場合が多くなるかもしれないですね。