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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年5月 7日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #055 『ゴールポスト』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
 
「ゴールポスト」(解説:ニコラス ライアン)
 
ゴールポストは、ゴールキックする時にフォーカスするものです。クロスバーの上、左右のポールの間にキックが入れば得点になりますが、僕の場合は蹴る時に向かって右側のポールをひとつの指標としています。
 
僕の蹴り方では、右から左へボールが行くので、風が無い場合だと右のポールの内側1mのところをターゲットにします。蹴る前に、まずポールを見て、右のポールから仮想のラインをボールまで引っ張ってきます。ボールまで来たら、その後はポールを見ません。そしてキックします。イメージしたラインを逆にボールが飛んで行くという感じです。蹴った後はボールを見なくても、蹴った感触で入るか入らないかが分かります。
 
蹴る前にボールを置きますが、蹴るために下がる場所はボールからターゲットに向かって45度の方向です。ボールの表面は4つに分かれていて、縦に4つのラインがあります。1つのラインをターゲットに定めて、そこから左周りに1つ目と2つ目のラインの間の面の方向に下がります。そうすると下がる方向が、ターゲットとするラインに対して45度になります。それでいつも同じ形で同じ距離を下がり、同じように蹴ります。

 
キックはインパクトとフォロースルーが大事です。インパクトの時もフォロースルーの時も、ずっとボールとボールがあった場所を見続けます。蹴った先を見てしまうと失敗します。それはゴルフでショットする時と同じような感覚です。いつも同じスイング、それと同じです。そして練習と同じ様に蹴ることが大事です。
ゴールポストではなくて、キックの話がほとんどになってしまったね(笑)。

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