2013年4月25日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #052 『ダイレクトプレー』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ダイレクトプレー」(解説:平 浩二)
ボールを持ったら相手にぶつかって行くなど、パスで繋いで展開しない、直接的なプレーです。相手に向かってぶつかって行って、前にポイントを作れれば良し、さらに抜けられたらラッキーというプレーの繰り返しえ、ボールをあまり外に回さないプレーです。ぶつかってはラックになり、またパスを出してすぐぶつかって行く、そういう繰り返しのプレーになる事が多いですね。
去年くらいから、サントリーは後半のしんどい時間にダイレクトプレーでじわじわとゲインしてトライを取るというシーンが何回かあったと思います。2012年の日本選手権決勝のパナソニック戦の後半のトライもそうですし、2012-2013シーズンのリーグ戦でのパナソニック戦で自陣から30フェーズ以上重ねて取ったトライも基本はダイレクトプレーの繰り返しでした。難しいプレーではなく、ファンダメンタルな基本的なスキル、パス、キャッチ、クリーンアウトを繰り返して、その中でミス無く、素早いセットをして次々と繰り返すプレーで、サントリーが自信を持っているフィットネスがあれば、自然と守る側が疲れてしんどい状況になってきます。