2013年4月23日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #051 『オーバーザトップ』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「オーバーザトップ」(解説:小澤 直輝)
ボールの球出しを阻害する行為です。ラグビーは基本的にどんな場面でも立ってプレーしなければいけないんですが、それを立たないで地面に倒れ込んで、相手がボールに対してプレー出来なくしてしまう反則です。
例えばラックで急いで球を出そうとして、ラックに飛び込んでしまう時などに起こります。相手が来ているので、その相手より早く行こうと思って、相手をつかんだりしないで頭から飛び込んでしまった場合、オーバー・ザ・トップになります。
1試合に何回かはあると思いますが、サントリーは立ってプレーすることが大事なので、2人目として行っても、しっかり相手をつかんで1人目をオーバーすれば、オーバー・ザ・トップは防げると思います。
つまずいてしまって倒れ込んでしまうということも時々あります。そういう時の選手の気持ちは「転んじゃっただけなのに・・・」です。「わざとじゃないのに」ということですが、球出しの妨害をしているので、それも反則になってしまいます。ブレイクダウン周りのプレーになるので、1つ1つのプレーの中で、審判とコミュニケーションを上手く取って確認しながらやっていかなければいけません。