2013年4月18日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #050 『プロップ』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「プロップ」(解説:畠山 健介)
背番号1番と3番。いちばん先頭で、チームを盛り上げる役目です。バックスやハーフ団、フォワードでも第3列と言われるバックローは、チームのサインがあったり、次の動きに備えてコミュニケーションを取らなければいけないポジションですが、タイト5のような前の選手、その中でもとくにプロップは、ポジションが近いので結構喋ることが出来るんです。なのでチームが沈みかけた時やチームに元気がない時に、プロップから盛り上げることが大切だと思っています。
スクラムやラインアウトでターンオーバーしたりプレッシャーを相手に与えると、それだけでバックスをはじめとしたチーム全体の志気が上がりますし、プレー以上に、チームの流れを作ったりチームの士気を上げたりという役割があるので、凄く重要なポジションだと思います。
例えば、基本的なミスが多かったら「ファンダメンタル」、元気がなかったら「元気アップ」という声を掛けるんですが、シンプルにそれだけで良いので、声を掛ける習慣をつけて、実際に試合でそれをやることです。それだけでも違いますし、プレー面ではとくにスクラムでプレッシャーを与えたりターンオーバーしたりすると、チームが盛り上がりますから、“元気アップ・リーダー”というイメージです。