2013年3月 7日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #038 『キック』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「キック」(解説:ニコラス ライアン)
ゴールキック、ペナルティキック、タッチキック、パントキックなどいろいろ種類があります。ゴールキックは点を取るという意味でとても大切で、少しずつ取っていくことで精神的にも有利になるし、ミスしたら逆に不利になると思います。エリアマネジメントに関しては、良いキックと同時に良いチェイスをすることが大事です。
キックをする際に気をつけているのは、「意味のないキックをしない」ということです。スペースが見つからなかった時にキックしてしまったり、相手に取られてカウンター攻撃されてしまうようなチップキックなどをしないことが大切だと思います。しっかりキックしたら良い武器になりますが、だからと言っていつもキックしていてはダメだと思います。
地面にボールを置いて蹴るプレースキック以外のキックでは、ボールをどうドロップ(足元にボールを落とす動作)するかをいつも気をつけています。しっかりドロップしたら良いキックが出来ますし、悪いドロップだと良いボールを蹴ることが出来ません。プレースキックでは練習通りキックすることが大事です。
プレースキックで蹴る前のスタイル(ルーティン)を変える時は、キックが安定しない時ですね。自信がなくなってきて、スタイルを変えて練習して、また自信を持って蹴ることが出来るようになります。時間がかかっても自分のルーティンの動作を練習通りに行います。いつも同じ時間で蹴っていると思います。ゴールキックでは相手がチャージしてきますが、それはまったく気になりません。キックが入ったらいつも嬉しいですが、入らなかった時もパニックしないことが大切です。