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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年2月12日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #031 『マウスピース』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 

 
「マウスピース」(解説:元 申騎)
 
ラグビーをやっていたら常にしているものです。怪我の予防で、みんなしています。僕は高校3年生からやっています。マウスピースをつける文化が、高校3年ぐらいから始まったと思います。それ以前の選手はたぶん、マウスピースをつけないでプレーしていました。
 
歯の噛み合わせの部分で、歯を食いしばる時のクッションとなって、科学的にもマウスピースを入れた方が、パフォーマンスが良くなる、力が出せるという話です。怪我の予防とパフォーマンスの向上のために使います。
 
僕は試合用と練習用の2つを持っています。大切に使えばかなり保ちますが、ただ食いしばるんで奥歯の方の消耗が激しいです。ボクサーがしているものと同じだと思います。サンゴリアスで年に1回か2回、みんな歯形を取ってオーダーメイドで作っています。
 

大学3年の試合中に顎を折った時は、マウスピースをしていて折ったので、もしマウスピースをしていなければもっと大惨事になっていたんだろうなと思います。最悪なトラブルとしては、洗濯する時に洗濯ネットの中にマウスピースを入れてしまって洗濯して、それを乾燥機の中に入れてしまってすごく小さくなってしまったということがありました。型を取るところからやらなければならないため、すぐに作れないの最悪の事態でした。
 
ですから、常に練習が終わったら、マウスピースは自分の所定位置に戻しておかないといけません。自分でしっかり管理しないとダメですね。「どっかへいっちゃった」とか、「練習着に紛れこんで洗ってしまい乾燥機にかけてしまった」という経験は、僕以外にも何人かしていると思います。

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