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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年2月 8日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #030 『ジャージ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 

「ジャージ」(解説:佐々木隆道)
 
ジャージとは、ユニフォームです。上下合わせてではなく、上だけをジャージと言います。昔は素材が綿(コットン)だったのが今はポリエステル製になっていますが、もちろんどちらもジャージです。昔の人からしたら昔のタイプの方が良いと言うかもしれませんが、プレーする上では相手につかまれにくい今の生地の方が良いと思います。今のジャージは身体にピタッと合う様にしている上に、比較的ツルツルしています。
 
プロップの人に聞くと、少しジャージにゆとりを持っていた方がバインドもできるということで、前の人たちはちょっと大きめのものを着ている人もいるそうです。人によってちょっと大きいサイズを着る人もいますし、ピタッと着るのが好きな人もいます。後ろにいけばいくほど(背番号が大きくなるほど)みんなピタッとしていると思います。
 
僕はサントリーの昔の黒とエンジと白のジャージ、ブランビーズみたいなやつがいちばん好きでした。すごくカッコ良かったです。直弥さん(大久保監督)がキャプテンだった時のジャージです。僕はあのジャージが好きで、1回自分で買いました。プロ野球みたいに「復刻ジャージ・デ―」みたいな日を設けたら面白いかもしれないですね。
 
大学(早稲田)では1年生の時には、練習に真っ白のジャージで出なくてはならなくて、短パンの中にジャージを入れてソックスも絶対に上まで上げなければいけない、というルールがありました。これがジャージのいちばんの思い出です(笑)。「なんでこんなん着なくちゃいけないのか意味が分からないなぁ」と思っていました。
 
今は普通のファッションでも、ラグビージャージっぽいポロシャツとかが出ていますけれど、普段は絶対に着たくないですね。普通の人が着ていたらカッコ良いんですけれど、ラグビー選手が私服でジャージを着ていたら、恥ずかしいじゃないですか。「あいつかなり好きやな」と思われます。まぁいいんですけど(笑)。
 
記念のジャージは大切に取ってあって家にあります。2007年のフランスワールドカップの時にジョージ(スミス/オーストラリア)と試合後に交換したジャージは、大事にしまってあります。早稲田時代の白いジャージもあって、毎年卒業する4年生のサインが入ったものをもらうので、大悟さん(山下/NTTコミュニケーションズ)、東野さん(OB/憲照)、上村さん(OB/康太)や大田尾さん(竜彦/ヤマハ発動機)のサインが入ったジャージもあります。ユース大会で交換したのもあるし、オールブラックスジュニアや、啓光学園(出身高)のジャージもあります。飾るのは好きじゃないので、全部たたんでしまってあります。

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