2013年2月 1日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #028 『ジャパン』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「ジャパン」(解説:小野澤 宏時)
読んで字のごとく、“ジャパン=日本=日本代表”ということです。最近ではサッカーではザックジャパンとか、野球は侍ジャパンなどと言うようになりましたが、ラグビーでは昔から“ジャパン”ですね。あまり“日本代表”とは言いません。初めてジャパンに選ばれたのは、サントリーに入って2年目の時です。サントリー1年目にレギュラーになって、シーズンの最後に肉離れをして、それからオフ期間中もずっとリハビリをしていました。ですので、最初に選ばれたその時は、辞退という形でした。
その後、春にサントリー対ウェールズの試合があって、サントリーが勝って、それに続いてジャパン対ウェールズの試合が2試合ありました。その1戦目でジョンさん(松田努/東芝)が怪我をして、僕が呼ばれたんです。
そのウェールズ戦に出て、僕自身ジャパンとして初トライもしました。でも試合には負けたので悔しいデビューでした。その2週前にはサントリーでウェールズに勝っていましたし、まだ若かったので「ジャパンよりサントリーの方が強い」ぐらいの気持ちで、ツンツンしていたと思います(笑)。
昔から日本代表は “ジャパン” と呼ばれていたと思います。ジャパンになるということは、ラグビー選手にとっては、とても自信になると思います。
僕がジャパンだなぁと感じる時は、準備ですね。準備が良いと思います。最近はサントリーの準備がすごく良いので、それと比べてしまうと分からないですが、今年に入ってから体制も変わって、やはりジャパンも違ってきています。
ジャパンを意識する時は、「君が代」ですね。僕は歌います。今は肩をみんなで組みますが、キャプテンが箕内さん(拓郎/現NTTドコモ)になってから、必ず肩を組むようになりました。その前はちょっとバラバラしていた記憶があります。
ジャパンのユニフォームのデザインは、もっと赤と白だけで良いんじゃないかなと思います。黒はいらないんじゃないかなと。(通りかかった日和佐選手のコメント「赤と白だけで良いですよね。10年前のシマシマのユニフォームが良いですよね」に続けて)それで白い短パンだと良いですね。それがジャパンのイメージです。