2013年1月15日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #023 『新人賞』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「新人賞」(解説:日和佐 篤)
正直なところ、僕はあまり新人賞を気にしていませんでした。なので特別意識をしていたということはないんですが、いざ新人賞をもらってみると、ルーキーイヤーでしかもらえない賞ですし、やっとトップリーガーになれたなと実感で出来ました。新人賞は1年目に出ていなくて、2年目で初出場という選手では貰えないですからね。
僕が受賞して3年連続でサントリーから受賞した形になりましたが、サントリーはチーム内の競争が激しいと思うので、そこで新人がいかに試合に出るかが大事で、その結果ルーキーで試合に出られたら、たぶん新人賞争いでいい線までは行けるんじゃないかと思います。まずはサントリーで試合に出る事ですね。
今1年目、2年目、3年目の選手でサントリーで試合に出ている選手が少ないんですが、僕も最初は大学ラグビーと社会人ラグビーのレベルの違いをすごく感じました。コンタクトとスピード、そして精度が全然違いました。でもライバルというかすごく良い見本がいっぱいいたので、僕は恵まれていたと思います。
今の1~3年目の選手は、その人たちを押しのけてでも出たいという考え方、気持ちが無い訳ではないと思うんですが、あまりそれが表に、プレーに表れていないような気がします。偉そうなことは言えないですが、チームに入ってしまえば同じ土俵で戦うので、もう新人がどうこう、先輩がどうこうという話じゃないと思います。もっと気持ちを全面に出してレギュラー争いをしても良いのではないかと思います。
[サントリー新人賞獲得選手]
2003-2004 菅藤 心(初代新人賞)
2008-2009 畠山 健介
2009-2010 真壁 伸弥
2010-2011 日和佐 篤(サントリー3年連続)