2013年1月 1日
サンゴリアス ラグビー大辞典 #019 『シェイプ』
サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
「シェイプ」(解説:西川 征克)
シェイプとは、サントリーがアタッキングラグビーをしていく上で、欠かせないもので、“攻撃の形”です。もっと簡単に言うと、“選手の立つ位置”です。シェイプは基本的に決まっていて1つですが、そこから攻撃のオプション(選択肢)が何パターンも出来ます。サントリーに特に言えることですが、シェイプがあるからこそ、攻撃のオプションが何パターンもできます。
スクラムハーフからボールをもらうオプション、スタンドオフからボールをもらうオプションがありますが、相手のディフェンスの陣形をスクラムハーフやスタンドオフがチェックして、どこが空いているかによってオプションを選択します。要はパスコースの選択肢をいくつ作るかというところです。
僕は高校でも大学でも、シェイプというものはありませんでした。好きなように動いて、その場のあうんの呼吸、その場の雰囲気でアタックしていました。高校の時は、攻める場所も決まっていなかったし、シェイプもなかったです。ですから社会人になって初めてやっています。