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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2013年2月21日

「中年サンゴリアス」その15 伊藤俊平『ラグビーは仕事と直結する部分が多い』

中年サンゴリアス◆伊藤俊平◆ラグビーは仕事と直結する部分が多い
サントリービア&スピリッツ株式会社 青森支店
2005~2009年度現役



今は青森県の南部地区、主に八戸、三沢、十和田の業務用卸のセールスとして働いています。現役時代の仕事とはまったく違います。現役の時はスーパーを担当していましたが、今は酒販店さん、飲食店さんをメインにやらせて頂いていますので、夜の仕事も多く、飲むことも多いですね。引退して3年目、引退してからずっと青森です。

引退して悔いはないですけれど、今、応援団をやらせてもらっていて、皆の姿を結構観ています。とくに僕が辞めてからの2年間がいちばん強くなった2年間だったので、若干そこら辺がちょっと羨ましいですね。今はもう思わないですけれど、最初の1年間はそういう気持ちがありました。僕らがいた頃よりかなりハードな練習をしているというのは、噂ではちらほら聞いています。もちろんそれをやりたい訳ではないですよ(笑)。


5年間現役をやらせてもらいましたが、1年目の仙台ユアテックスタジアムでのトップリーグデビュー戦がいちばんの思い出です。セコム戦で、一応、2トライしました(笑)。ウイングというポジションである以上、それ以外の仕事もありますけれど、練習試合等々を含めてトライが何よりのアピールかなと思ってやってきました。

ラグビーは集団スポーツの中では最も人数が多いスポーツなので、仲間意識が強いスポーツですし、今の現役メンバーも引退した後の仕事でも共通することだと思うんですが、組織の中でチームプレーとして同じベクトルに向いてやっていくことが、とくにラグビーの場合強くて、それが魅力だと思います。

個人プレーとしては、僕はスワーブを切ってトライすることが、自分の持ち味かなと思っていたので、そこが魅力だったと思います。今「僕、ラグビーやっていました」と言うと、皆さんに「プロップだったの?」と言われるぐらい体型も変わってしまっているんですが、ウイングだったので、やっぱりトライをするってことですね。

仕事にはラグビーが活かされていると思いますし、サンゴリアスに入って5年間ラグビーをさせてもらったことによって、いろいろな意味で成長させてもらいました。本当に仕事と直結する部分が多いと思っています。

今のチームは正直なところ、若いメンバーが多いなと思います。僕の同期の、浩二(平)と太一(田原)はもうベテランの領域に入っているなと思って見ています。元気があって、自分たちがやりたいラグビーをアグレッシブにやっていて、強いですよね。観ていて強いチームだなといつも感じます。

個人的な目標ですか?・・・何だろう?、もうすぐ30歳になるので、仕事として、社会人として、そして何よりもサントリーのセールスとして、頑張るのは当たり前ですけれど、当たり前のことを当たり前にできるしっかりとした人間になりたいですね。

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