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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2012年12月18日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #015 『プレマッチ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 

 
「プレマッチ」(解説:田中澄憲/広報兼採用)
 
プレマッチ(正式にはプレシーズンマッチ)とは公式戦の開幕前の試合のことを言います。準公式戦という感じですね。通常、夏合宿が終わった後にやります。ですから公式戦と同じルーティンで準備をしますし、レギュレーションも同じです。そういう点でシーズンを占う上でもとても重要な試合だと思います。
 
最も印象に残るプレマッチは、僕が現役最後の年、2010-2011シーズン、エディー(ジョーンズ)監督1年目のプレマッチです。東芝に完封負けを喫し、スコアは確か 0-38 だったと思います。そして開幕戦でトヨタに負け、続くリコーには辛くも勝ちましたが3節のNECに負けて、1勝2敗のスタートでした。
 
最終的に日本選手権で優勝できましたが、このスタートはやはりプレマッチの零封負けが影響していました。プレマッチは腕試しの試合ですから、勝てば自信になりますし、逆に負けて「大丈夫かなぁ、これでいいのかなぁ」と思ったりもする、シーズン前のポイントの試合です。
 
東芝の府中グラウンドで真夏の夜にやる試合が、ここのところずっとサントリー、そして東芝の“プレマッチ”になっていますね。府中市長やミス府中などが来てセレモニーが行われたりしています。勝った試合は印象に残っていませんが、やっぱり 0-38 の試合は印象に残っています。

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