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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2012年11月 9日

サンゴリアス ラグビー大辞典 #004 『トライ』

サンゴリアスやラグビーを語る上で、必ず出てくるラグビー用語やサンゴリアス用語。そんなワードをサンゴリアスのあの選手、あのスタッフならではの解説で分かり易く解説するコーナーです。
 
「トライ」(解説:小野澤 宏時)
 
トライ…したい!...目の前に誰もいなくなる時があります。ニヤっとする感じがあるんです。ゴチャゴチャっとしてる中でトライすることもありますけれど、だいたいは目の前に誰もいなくなる時があって、これが良いんです。それが僕のトライのイメージです。
 
トライの前に、まず試合の結果があります。結果が “勝ち” で出ていて、トライを取っていなかったら、「なんでだ?」って思いながらも、「いや、そこそこ良いプレーはしていた筈だ」という言い訳をするんです。
 
負けてトライを取っていなかったら、「何やってたんだ!?」と単純に思います(笑)。「取っとけよ」って思うんですよね。スコアをするとチームもより良い雰囲気になる気がして、ポイントポイントでトライを取りたいなと思っています。
 
いちばん印象的なトライは…だいたい覚えてますし、映像で見たらその状況は言えるんですけれど...日本代表での最初のトライですね。1回ラッシュして逆サイドへ行って裏へ抜けて、クリ(栗原徹/現NTTコミュニケーションズ)にパスして、リターンが返ってきて、そして右のポールの下ぐらいにトライしました。

あと、トップリーグの最初の試合(2003年開幕戦)も、最初に菅藤心が抜けて裏でもらったのが1つ目で、あの試合は4つトライしたのを覚えています。1つ目のトライは “トップリーグ最初のトライ” でした。それから、マイクロソフトカップで優勝(2007-2008シーズン)した時の決勝で、22m付近のラインアウトでノム(野村直矢)からパスが来てトライしたのもよく覚えています。パスカットも嫌いじゃないですし、たくさんありますね。
 
トライを取る上で重要なことは、ボールタッチを増やすことではないでしょうか。確率論として上がりますから。そのボールタッチを増やせない時は、ブレイクダウンでターンオーバーされる恐さがある時とか、ミスが多くて、思い切って逆サイドまで行けなかったりとか、そういうことにビビっちゃう時なんですが、トライのコツは、ボールタッチを増やすことですね。
 

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