2012年12月13日
「中年サンゴリアス」その5 川村拓也 『あきらめない気持ち』
こんな少年がラグビーを通じて立派な大人になったというのが「少年サンゴリアス」ならば、サンゴリアスでのラグビー人生を通じて得たものを仕事人生にどう活かしているかというお話を聞くのが新コーナーの「中年サンゴリアス」。中年と呼ぶにはまだ早いメンバーも含め、OBたちの変わらぬラグビー愛や職場での様子を語ってもらいます。
中年サンゴリアス◆川村拓也◆あきらめない気持ち
サントリーワインインターナショナル株式会社 営業
2000~2007年度現役
今は飲食チェーンさんのワインのセールスをやっています。全国チェーンです。現役引退してから青森に3年半いましたが、1年半前に東京へ帰ってきて、今の営業の仕事をやっています。青森では弘前とか津軽でのビールと洋酒の営業でした。
ラグビー主体から仕事主体になったので、生活は180度変わったと思います。意識するところが、ラグビーか仕事か、ということですけれど、最終的にやることが、ラグビーは勝つことであり、営業は自分の場合、売ることだと思います。
これでも痩せた方なんですけれど、現役を辞めて1回太って、それから痩せました。現役の時のように食べていて太りましたが、今は現役時代の体重と変わらないです。
現役時代のいちばんの思い出は、スタメンで出たことと、優勝に携わったことですね。スタメンで出たのは確かリコー戦だったと思うんですけれど、全体的に印象的でした。1番で、一応押していたと思うんですけれど、早野さん(貴大)に誉められた記憶があります(笑)。
現役の時の仕事も今の仕事に活きていると思いますし、ラグビーをやっていて今の仕事に活きているいちばんは、あきらめない気持ち、そして現役の時の苦しい経験があるから、仕事で苦しい時でも頑張れるのかなと思います。
現役の時いちばん苦しかったのは、練習ですよね。走ったりスクラムを組んだりという練習、それから私の場合は怪我が多かったので、リハビリ期間中は苦しかったですね。
ラグビーには恩があるので、何かしら携わっていたいという気持ちもありますが、自分がやれることをやるということでしょうか。去年から東京の試合は見に来ている方だと思います。
今のサンゴリアスは、人が変わったという部分もありますが、ラグビーに対する姿勢というのは、昔と変わってないのかなと思います。あまり他のチームを知らないんですけれど、まとまりも他のチームに比べて良いのかなと思います。優勝目指して頑張ってほしいです。とくに同期2人には頑張ってほしいですね。元(申騎)と小野澤(宏時)です。
(構成:針谷和昌)