2012年12月 6日
「中年サンゴリアス」その4 山口大輔 『応援してくれる仲間がいる』
中年サンゴリアス◆山口大輔◆応援してくれる仲間がいる
サントリービア&スピリッツ 株式会社 北陸支店 営業
1999~2006年度現役
■試合はご褒美
今は金沢市にあるサントリーの北陸支店というところで、お得意様がいる営業の仕事をしています。現役時代の仕事からは、半分ぐらいがその延長で、半分ぐらいが新しい仕事です。簡単に言うと、家庭用の仕事が半分、これが現役時代からやっていたことで、あと半分の業務用の仕事が新しく経験している分野です。
北陸支店は石川県金沢市の市街地の真ん中ぐらいにあって、メインは金沢市内、そして富山県、福井県にも行きます。金沢に行って1年が経ちましたけれど、楽しくやらせてもらっています。
現役時代で印象に残っているのは、府中での日々の練習です。同じチーム内のメンバーですけれど、日々競争して、今日は俺の方が上手くいったなとか、今日はやられたなとか、そんなふうに日々一生懸命だったので、試合よりもそっちの印象の方が強く残っています。ですから、試合はもう、ご褒美という感じでした。
試合に勝つために、あるいは試合に出るために、相手がどうで自分はどうだということを考えながら、日々の練習に取り組みました。「こういうことをやったらいいんじゃないかな」と考えて、練習で試してみたりして、それが上手くいったりいかなかったりという経験を積みました。今やっている営業という意味合いでいくと、そういうところの考え方はそんなに変わらないかなと思います。
引退してから一時期、明治大学ラグビー部のコーチをしていました。社業があるので土日、時間がある時にという条件でコーチをさせてもらいました。18歳から22歳を相手に、当時コーチになった私が31歳でしたので、ラグビーというものは変わらないですけれど、人と接するという点で、若い子と接することは普段の仕事の中では得られないものがありました。
自分自身は金沢に来てまだ1年ですが、ようやく仕事の面で見えてくる部分も出てきたので、2年目、3年目とそれが身になるようなことをやっていこう、というのが当分の目標です。
■サンゴリアスを応援してくれる人がいっぱいいます
今のラグビーは私の現役の時よりも、ルールは大きくは変わっていないとは思いますが、細かなルールとかスキルや考え方が、サンゴリアスもそうだと思いますが、何倍も進歩していると思いますので、今は見て楽しんでいる状態です。
今のサンゴリアスを見ていて、アタックという部分がチームのコンセプトになっていますので、それを必死に愚直に皆やっているなぁと感じます。そのアタックの方法も、年々ちょっとずつ進化しているんじゃないかなと思います。結果も良いですし。
OBもそうですし、会社もそうですし、サンゴリアスを応援してくれるという人がいっぱいいますので、勝っても負けてもこの人たちはずっと応援してくれると思うんですけれど、そういう仲間がいると思いながら、ちょっとでも力に変えてもらえるようにしてくれたらなと思います。
(構成:針谷和昌)