試合日程・結果

GAME

第71回 黒鷲旗大会 全日本男女選抜バレーボール大会 グループ戦
JTサンダーズ広島戦

開催日時
2023年5月 3日(水) 17:00
会場
丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
サンバーズ
サンバーズ

2

  • 25-18
  • 25-19

WIN

0

JTサンダーズ広島

試合経過

<試合経過レポート>
 黒鷲旗全日本選抜バレーボール大会、グループ戦3日目。サンバーズはグループ首位をかけてJTサンダーズ広島と対戦した。

 第1セット序盤、ムセルスキーの強力なサーブでプレッシャーをかけて5-3と先行すると、彭のサーブで揺さぶって相手のミスを誘い10-5と引き離した。中盤、スパイクミスが出たり、JT広島の強力なサーブにエースを奪われ追い上げられるが、リベロの藤中颯が好守備を連発し、アラインのブロックでラリーを制して流れを取り戻す。さらに、彭が相手のレフトスパイクやクイックを3連続でブロックし20-12と一気に大差をつけた。終盤、ミスが出て追い上げられるが、藤中謙が強力なサーブを打ち込み、アラインのブロックやムセルスキーのカウンターアタックで再び連続得点を奪い、セットを先取した。

 第2セットはアラインのスパイクでサイドアウトを重ね、アラインの強烈なサービスエースや、ムセルスキーのカウンターアタックで5-2と先行した。佐藤のCクイックなどでサイドアウトを重ね、中盤には彭、アラインの連続ブロックで11-6とリードを広げた。その後も、アラインのサーブで崩し、彭のブロックで仕留めたり、彭の好守備をムセルスキーが得点につなげて16-9と引き離す。サーブレシーブを崩され、次々にカウンターアタックを決められて16-13と追い上げられるが、山本の力強いジャンプサーブで攻め、藤中謙のブロックやアラインのパイプ攻撃などで3連続ブレイクを奪い20-13と再び引き離す。最後はアラインの強烈なサービスエースで締め、セットを連取。サンバーズは1セットも落とすことなく3連勝し、グループ戦1位で準々決勝に進出した。

 この3連戦は、セッター山本との息の合った、佐藤の力強いCクイックが効果的だった。

 佐藤は「練習の中で、どういうトスが欲しいかという考えを意思疎通できて、そこから合うようになってきました。僕は速く打つことを求められているので、(山本)龍にはもっと早く出して欲しいとか、短めに上げて欲しいとか、細かく話して合わせてきて、それが今大会、試合の中でかたちになってきました」と手応えをのぞかせる。

 また、この日はブロックとディグが機能し、連続得点で一気に相手を突き放す場面が多かった。好守備で何度もブレイクのチャンスを作ったリベロの藤中颯は「今日はブロックがすごくよかったからだと思う。ブロックの手がまっすぐ出ていたので、後ろでボールが見やすかった。特にアラインはいつもより形がキレイで、守りやすかった」とブロックに感謝した。

 藤中颯はこの黒鷲旗のタイトル獲得に人一倍強い思いを抱いている。
「昨シーズンまでリーグ2連覇、黒鷲旗も2連覇していたチームに、僕は今シーズンから入って、Vリーグは準優勝だった。全然望んでいた結果ではないし、自分が入って成績を残せていないという思いがあるので、ここはどうしても一つタイトルを獲りたいという思いが強いです」と覚悟を語る。

 国内三冠(Vリーグ、天皇杯、黒鷲旗)の最後の一つのタイトルを目指して。次戦からは一発勝負のトーナメントが始まる。サンバーズは次戦・準々決勝で、グループ戦でVリーグチームを破って勢いに乗る筑波大学と対戦する。

2022/23シーズン

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