試合日程・結果

GAME

令和4年 天皇杯全日本バレーボール選手権大会 2回戦

開催日時
2022年12月10日(土) 10:00
会場
武蔵野の森総合スポーツプラザ
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-10
  • 25-18
  • 26-24

WIN

0

東亜大学

スターティングメンバー

藤中 颯志

リベロ

試合経過

<試合経過レポート>
 天皇杯全日本バレーボール選手権大会が開幕。サンバーズは初戦で、大宅と鳥飼の母校・東亜大学と対戦した。

 試合の立ち上がりは藤中謙が勢いよくパイプ攻撃を決め、栗山のカウンターアタックなどで3-0と好スタートを切った。その後も鍬田のブロック、強烈なサービスエースも決まり8-3とリードを広げる。中盤には、栗山のサーブで揺さぶり、藤中謙のブロックや、彭、藤中謙のスパイクで切り返すなど5連続得点で14-5と一気に引き離す。藤中謙が巧みなショートサーブでエースを奪ったり、終盤も堅いブロックとディグから栗山、鍬田のスパイクでブレイクして大差をつけ、セットを先取した。

 第2セットは一進一退の展開となる。サンバーズは小野のサービスエースで6-4と先行するが、相手にブレイクされて追いつかれる。東亜大学の守備も機能し始めてラリーに持ち込まれ、サンバーズのミスで10-11と逆転されるが、栗山のブロックで13-12と逆転。その後逆転されても、藤中謙のノータッチエースや、サーブで崩して3枚ブロックで仕留めて18-15と再びリード。終盤も大宅のサーブで揺さぶり、藤中謙の力強いパイプ攻撃などでブレイクし引き離す。大宅がコート後方のボールに体を投げ出して食らいつくと、それを藤中謙が巧みなスパイクで得点につなげ、最後まで隙を見せないサンバーズが点差を広げてセットを連取した。

 第3セット序盤は小野の鋭いクイックなどで得点を重ね、藤中謙のブロック、スパイクで連続得点を奪い8-5とリード。追い上げられるが、中盤、藤中謙のサーブで揺さぶり、鍬田が巧みなスパイクで得点につなげ11-8と再び引き離す。1点差に詰め寄られるが、大宅の強力なサーブで崩し、藤中謙の好守備から小野のクイックで切り返し14-11と再びリード。終盤には、栗山に代わり鳥飼がコートに入る。22-22と追いつかれるが、鳥飼のライトスパイクで流れを切る。その後デュースに持ち込まれるが、最後は藤中謙がレシーバーの逆をつくクレバーなノータッチエースを奪って締め、26-24でゲームセット。サンバーズがストレート勝利で初戦を突破した。

 リーグに引き続き、ムセルスキーとアラインはベンチに入っていないが、藤中謙、鍬田の両アウトサイドが高い決定力を見せるなど、難しい初戦で引き締まった試合を展開した。
 次戦からはV1(V.LEAGUE DIVISION1)チームとの試合が続く。次の準々決勝では、東京グレートベアーズと対戦する。
 大宅主将は「天皇杯は、もちろん最終的には優勝したいですけど、まずは明日勝たないと次につながらない。天皇杯の中で明日が一番大事な試合。今のチーム状況の中、本当に難しい試合になると思いますが、その中で勝ち上がるためにはサーブがポイントになると思う。サーブで崩して、両サイドに絞って拾う。今はムセルスキーやアラインがいませんが、その分粘りはあると思うので、1本目のプレーをアグレッシブかつ丁寧にやっていきたい」と意気込む。

 準決勝につなげるために、再び1球に集中し、隙のない戦いを展開する。

<試合後のコメント>
■山村宏太監督
 チームが難しい状況だけに、今いる1人1人が「自分が仕事をしなきゃ」という思いをたぶん強く持っていると思うので、そういう意味で隙なく戦えたのかなと思います。あとは大宅が、自分の母校と対戦するということでかなりスイッチが入っていましたし、キャプテンがそうやって隙を見せなければ、チームも引き締まるんじゃないか。(ムセルスキーという)大砲がいるとそこに頼ってしまうというか、甘えがあったり、昨シーズン(リーグで)優勝していることもあって、「これぐらいで行けるでしょ」というのが無意識のうちにあるかもしれない。それが、人がいなくなったことによって、油断がなくなっているという部分もあるんじゃないかと思います。

■大宅真樹主将
(対戦相手の東亜大学は)母校ですけど、今いるのは自分と絡みがない子たちなので、もうそんなに年が経ったのかーという感じです(苦笑)。まず今日流れをつかめた要因はサーブだと思う。ミスを少なく、人と人の間などコースを狙ってみんなコントロールして打っていた。最初相手の足が動いていなかったこともあって、うまくスタートを切れた。
(第3セット終盤、東亜大の後輩の鳥飼がコートに入るとトスを集めた)相手は2人の母校なので、恩師に成長した姿を見せたくて、昨日の夜、山村監督に「亜斗夢を出して欲しい」とお願いしました。そういう展開を作ることができてよかったし、亜斗夢も結果を残せたのでよかったかなと思います。

■栗山雅史選手
 1セット目は、僕らは硬さもなくいい入りができたと思います。相手は最初少し緊張していたせいか力みが見えて、スパイクを落としてきていたので、ブロックでうまくタッチを取れて、僕らはいつものブロック&ディグが出せた。でも大学生は乗せると怖いので、絶対に最後まで気を抜かないようにと意識していました。天皇杯ならではの雰囲気もありますが、そういうものにも飲まれずにできたのでよかったと思います。明日はVリーグのチームとの戦い。また違った展開になると思いますが、しっかり準備して臨みたいと思います。

2022/23シーズン

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