試合日程・結果

GAME

2022-23 V.LEAGUE パナソニックパンサーズ戦

開催日時
2023年3月25日(土) 14:00
会場
パナソニックアリーナ
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

0

  • 22-25
  • 19-25
  • 19-25

LOSE

3

パナソニックパンサーズ

スターティングメンバー

藤中 颯志

リベロ

試合経過

<試合経過レポート>
 2022-23V.LEAGUE DIVISION1レギュラーラウンドは最終週を迎えた。前週、ファイナルステージ進出を決めた2位のサンバーズは、3位パナソニックパンサーズと対戦した。

 第1セットはサンバーズのスパイクを拾われて切り返され2-5と先行される。それでも、アラインの強烈なサービスエースですぐに追い上げ、久々に先発出場した栗山が、ライトから鋭いスパイクを決める。しかし中盤、サンバーズにスパイクミスが出たり、ブロックに捕まり連続失点し6-11とリードされた。その後もサーブで崩され、ブロックに捕まったり、切り返されて8-16と大差をつけられた。終盤、リリーフサーバーの鍬田がサイドラインぎわに狙いすましたノータッチエースを決めると、栗山のサーブでプレッシャーをかけ、好守備を藤中謙が立て続けに得点につなげ16-21と追い上げる。さらに、リリーフサーバーの西田のサーブで揺さぶり、ワンポイントブロッカーの柏田が1枚ブロックでタッチを取りチャンスを作ると、アラインがブロックを弾き飛ばしてスパイクを決めブレイク。相手にセットポイントを握られても、この日先発出場した山本が強力なジャンプサーブでエースを奪い、あと一歩まで追い上げたが、惜しくも届かず、セットを先取された。

 第2セットもパナソニックの好守備から切り返されたり、ブロックに捕まり2-6とリードされる。佐藤のCクイックでサイドアウトを重ねるが、中盤、パナソニックのサーブに崩され、ブロックに捕まったりミスが出て8-14と引き離された。それでも、このセットもリリーフサーバーの鍬田が強力なサーブで崩し、藤中謙、栗山の連続ブロック、栗山のカウンターアタックで追い上げる。さらに終盤、好守備で粘り、栗山が立て続けに鋭いバックアタックを叩き込み17-20と点差を詰めるが、パナソニックの堅い守備に阻まれて再び点差を広げられ、セットを連取された。

 第3セットは互いにサイドアウトを取り合う展開。サンバーズは栗山のスパイクや佐藤のCクイックなどで得点を重ねていく。しかし中盤、パナソニックのサービスエースで8-10と先行されると、ミスが出てリードを広げられた。それでも彭のサービスエースで10-11と追い上げる。しかし中盤以降、勝ってファイナルステージ進出を決めたいパナソニックの粘りがまさり、サンバーズのスパイクが何度も拾われ、ラリーを奪われて16-22と点差を広げられた。リリーフサーバーの西田のサーブで揺さぶり、栗山の好守備で粘って相手のミスを誘い追い上げるが、パナソニックのサービスエースやブロックで引き離され、ゲームセット。

 サンバーズはセットカウント0-3で敗れ、別会場で1位のウルフドッグス名古屋が勝利したため、サンバーズのレギュラーラウンド2位が確定した。

 この日はオポジットのムセルスキーが体調不良のため、栗山が先発出場。内定セッターの山本とのコンビで、栗山は51.9%というスパイク決定率を残し、チーム最多の15得点を挙げたが、レフトの攻撃を抑えられ、相手に12本ものブロックポイントを与えた。

 次戦はレギュラーラウンド最終戦。ファイナルステージにつながる試合で締めくくりたい。

<試合後のコメント>
■山村宏太監督
 クリ(栗山)は本当に頑張ってくれて、いいパフォーマンスをしてくれた。ただ、ブロックにしてもスパイクにしても、ディマ(ムセルスキー)は間違いなくチームの軸のプレーヤーなので、そこがいないことで、相手は他の攻撃力のある選手につきやすくなり、被ブロックが多かった。謙也もアラインも、ディマがいないから自分が決めなければ、という思いが強かったのか、今日は少し下に打ち過ぎて相手のブロックに捕まってしまったところもあったと思う。もちろんパナソニックさんは(ファイナルステージ進出を決めるために)勝たなければいけないという、集中力のあるプレーが多々見られましたし、自分たちのバレーボールを徹底していたと思います。

■栗山雅史選手
 僕は引退が決まっていますけど、もちろんチームのためにというのが一番にありますし、それプラス、(山本)龍の今後のために頑張りたいというのも強かった。練習ではずっとBチームで一緒にやっているので、信頼して上げてくれるボールをなんとか決めたかったし、(ブロックを)1枚にしてくれるので。僕と龍は普段から合わせていますが、アラインや謙也、彭はコンビを合わせる機会が少ないので、龍は難しかったと思う。だからいつも合わせている僕が崩れてしまうと、龍もバタバタしてしまうので、そこは意識しました。チームのためにも、龍のためにも勝ちたかったですけど、パナソニックはそう簡単には崩れないですね。堅かったし、焦ったりもしないし、うまい。今日は力の差を感じました。

■山本龍選手
 今日はずっと相手にリードされていたので、安全策みたいな感じのトス配分になってしまった。リードしていなくても、気持ちの面でもっと強気にいかないと。センター線へのマークは厚かったけれど、それでも要所要所で、(クイックを)もっと使える場面はあった。それができればサイドの負担も減っていたと思う。1セット目にクイックを使おうと思った時に、相手のブロックが厚くて。そこで「今日は真ん中が厚い、通りにくいな」となってしまった。サイドだけではバレーボールは勝てない。サーブレシーブが割れた(ネットから離れた)時のマークはそれほどなかったので、相手をちらっと見る余裕があれば。練習ではできることが、試合では発揮できていないところもある。臨機応変に対応する部分がまだまだできなかったので、そこを次はもっとできるようにしたい。

 負けたので良かった部分は見つけづらいんですけど、要所でクイックにつって(相手ブロックを引き寄せて)サイドに(ノーマークで)持っていけたり、自分の持ち味であるジャンプサーブで攻めることができて、サーブポイントを取れたり、効果を挙げられたところがあったのはよかった点だと思います。

2022/23シーズン

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