2022-23 V.LEAGUE 東レアローズ戦
- 開催日時
- 2023年2月 4日(土) 14:05
- 会場
- 三島市民体育館
3
- 22-25
- 25-23
- 25-20
- 35-33
WIN
1
試合経過
<試合経過レポート>
2022-23V.LEAGUE DIVISION1レギュラーラウンド第23戦。現在2位につけているサンバーズは、5位東レアローズと対戦した。
試合の立ち上がりから、サンバーズは守備が機能する。大宅の好守備などで粘り、相手のスパイクを1本では決めさせない。ムセルスキーやアラインのサーブでも次第にプレッシャーをかけ、彭のサーブで崩し、ラリーを藤中謙のブロックで制してブレイク。中盤には、アラインの2本のブロックや相手のミスで4連続得点を奪い12-9とリードした。ところがその後、東レの強力なジャンプサーブに崩されてブロックに捕まったり、エースを奪われ4連続失点で逆転された。彭のブロックや藤中謙の好守備でラリーに持ち込み、アラインのスパイクで14-13と逆転。しかし終盤、再びサービスエースを奪われたり、ブロックに捕まって17-20と引き離され、セットを先取された。
しかし第2セットは、ブロックのワンタッチや藤中颯の好守備からアライン、ムセルスキーがカウンターアタックを決めたり、小野のブロックで4-0とスタートダッシュに成功。コンビミスやつなぎのミスが出て追いつかれるが、中盤、ムセルスキーのカウンターアタックで再びリードすると、小野のサーブでプレッシャーをかけ、ムセルスキーのブロックで仕留めて14-10と点差を広げた。終盤、サービスエースを奪われ追い上げられるが、サンバーズも大宅がサービスエースを奪い返したり、小野のクイックでブレイクして21-16と再び引き離す。終盤、サーブレシーブを崩されたり、ミスが出て追い上げられるが、アラインのスパイクで逃げ切りセットを取り返した。
第3セットもアラインのブロックで好スタートを切る。相手に先行されても、アラインの強烈なサービスエースで5-4と逆転。東レのブロック、ディグもよく、いつもなら決まるムセルスキーのスパイクが拾われ粘られるが、サンバーズも粘り負けせず、大宅がトスを散らしながら1点ずつ重ねていく。中盤、彭のブロックタッチでチャンスを作り、アラインが得点につなげたり、相手のミスで11-9とリードする。追い上げられても、小野が相手のクイックをシャットアウトして再び引き離すと、大宅のサービスエース、ムセルスキーのブロックで3連続ブレイクを奪い18-13と一気に引き離した。終盤もリードを保ち、セットを連取した。
第4セットは相手のミスで先行。小野のクイックやアラインのレフトスパイクでサイドアウトを重ねていく。中盤、スパイクミスが続いて逆転され7-10とリードされた。それでも、ムセルスキーのサーブでプレッシャーをかけ、藤中謙の好守備から、ムセルスキーが豪快にバックアタックを打ち込んで12-13と迫る。引き離されても、アラインが強烈なジャンプサーブで連続エースを奪い16-15と逆転した。アラインの好守備をムセルスキーが得点につなげ、20-17と引き離した。
ところが終盤、クイックがブロックに捕まったり、スパイクミスが出て追いつかれ、好守備から切り返されて22-23と逆転された。ムセルスキーのサーブで崩してブレイクし24-23とマッチポイントを握るが、デュースに持ち込まれ、またもミスが出て24-25と逆転された。それでもサンバーズはムセルスキーのスパイクで相手のセットポイントを何度もしのぎ、激しい接戦は30点台に突入する。懸命に守備やつなぎで粘って相手のミスを誘い34-33とマッチポイントを握ると、最後はムセルスキーのスパイクで締めくくり、35-33でゲームセット。熱戦を制し、サンバーズは連勝を8に伸ばした。
第4セット終盤にミスから流れを手放したのは課題だが、東レの高いブロックや堅い守備に苦しみながらも粘り負けせず、勝負どころの得点を逃さなかった。要所でアラインがサーブで流れを引き寄せた。そして最後はムセルスキーが決めきった。
これでサンバーズは18勝5敗となり、1位のウルフドッグス名古屋に勝ち数で並んだ。苦しみながらも1つ1つ勝ち星を重ねていくことが、ファイナルステージを引き寄せることになる。
<試合後のコメント>
■山村宏太監督
3-1でしたがタフな試合でした。東レさんの驚異的な粘りと、パダル(・クリスティアン)選手や各選手の強いサーブに苦しめられるシーンが多々ありましたが、サーブレシーブに関しては試合の中で修正することができた。スパイク決定率は今日は低かった。特に失点のしかたが、注意力不足だったり、ネットタッチも含めて普段は見ないようなミスが多かったのは修正しなければいけないポイント。あとは、ミーティングで確認したことが1セット目はできていなかった部分があった。力と力をぶつけるだけではなく、時には賢く相手の力を受け流すとか、相手に得意なことをさせない、というところも大事。そのあたりが明日のポイントになってくると思います。
■デ・アルマス アライン
東レは順位の近いチームなので、今日の試合は始まる前から大事な試合だとみんなわかっていた。開幕週に当たって1敗していた相手だから今日は勝ちたいと思っていたので、勝ててよかった。私の前にはずっと(髙橋)健太郎さんとパダル選手がいて、高いブロックだったので難しくて、1セット目はあまり決められなかった。だから大宅さんに「もっとトスのスピードを速くして欲しい」と言いました。(試合中に調整するのは)難しいけど、それをやったほうがいいと思ったので。
最後のセットは21-18ぐらいからスパイクミスが重なってデュースになり、30点まで行った。両チームともミスが多い試合だったけど、最後の(デュースの)場面はサンバーズのほうがミスを我慢できたから勝ち切れたんじゃないかと思います。