試合日程・結果

GAME

2022-23 V.LEAGUE 東京グレートベアーズ戦

開催日時
2023年1月28日(土) 14:00
会場
有明コロシアム
サントリーサンバーズ大阪
サントリーサンバーズ大阪

3

  • 25-23
  • 25-23
  • 28-26

WIN

0

東京グレートベアーズ

リザーブメンバー

試合経過

<試合経過レポート>
 2022-23V.LEAGUE DIVISION1レギュラーラウンド第21戦。前週2位に浮上したサンバーズは、有明コロシアムで8位東京グレートベアーズと対戦した。リーグ前半戦の対戦では接戦を制して2連勝したが、12月に行われた天皇杯準々決勝ではフルセットの末敗れた相手だ。

 第1セット序盤は抜きつ抜かれつの展開。サンバーズは彭のブロックやクイックを中心に得点を重ねる。中盤、小野のサーブで崩し、彭のブロックで仕留めたり、先発に復帰したムセルスキーのカウンターアタックで11-8と抜け出した。ところが、クイックをブロックされたり、サーブに崩されて切り返され13-14と逆転された。それでも、アラインのパイプ攻撃や藤中謙の巧みなレフトスパイクで立て直すと、ムセルスキーがネットぎわの押し合いを制して17-16と逆転。しかし終盤、東京GBのサーブに崩されてブレイクされ19-21とリードされた。それでも、リリーフサーバーの山本がサーブで揺さぶり、藤中謙がブロックで仕留めて22-22の同点とした。サンバーズはサーブミスが多くなかなか流れをつかめなかったが、23-23から、大宅がノータッチエースを奪い逆転でセットポイントを握ると、最後はムセルスキーのカウンターアタックで締めてセットを先取した。

 第2セットはサンバーズのサーブが効果を発揮し始める。小野がショートサーブで崩し、彭がダイレクトスパイクを叩き込んだり、ムセルスキーがコースを狙って揺さぶり、藤中颯の好守備を、藤中謙が得点につなげ3-1と好スタート。追いつかれても、アラインのブロックで再びリード。中盤にはムセルスキーが強烈なサーブを打ち込んで相手のミスを誘い11-8とした。サーブレシーブを崩されてもアラインが懸命につなぎ、小野が後ろからのトスを叩き込みリードを保つ。その後は互いにサイドアウトを奪い合う展開。サンバーズは大宅がトスを散らして相手に的を絞らせない。終盤はムセルスキーのスパイクで確実にサイドアウトを重ね、セットを連取した。

 第3セットはアラインのスパイクやブロックなどで3-0とリードする。その後、東京GBのサーブに崩され、切り返されて4連続失点で逆転されたが、彭のサーブで揺さぶり、藤中謙のブロックで逆転、相手のミスで8-6とリードした。中盤、サーブで揺さぶられ、相手の好守備から切り返されたり、ミスが出てリードされるが、小野の勢いのあるクイックで流れを切ると、藤中謙の好守備で粘り、小野とアラインが3連続ブロックで仕留め19-17とリードした。しかし終盤、スパイクミスが出て追い上げられ、東京GBの強力なサーブでエースを奪われ23-23と追いつかれた。デュースに持ち込まれ、サンバーズのスパイクを拾われて切り返され24-25と逆転された。
 だがここで、主将の大宅が再び勝負強さを見せつける。鋭いサーブでエースを奪い26-25と逆転。ワンタッチボールを小野がうまく処理し、大宅が必死につなぐと、ムセルスキーが相手ブロックの上から豪快にスパイクを叩き込み、28-26でゲームセット。全セット2点差の接戦を制し、セットカウント3-0で勝利した。

 久しぶりに開幕時のメンバーが先発に揃ったこの試合。セッターの大宅が真ん中を中心にバランスよく攻撃を組み立て、チームのスパイク決定率は61.3%に及んだ。ただ、相手の決定率も高く、ブロックディフェンスに課題を残した。
 また、全体的にミスが多く、山村監督は「結果よりも内容で話をすると、課題の多い試合だった。相手のオポジットの外国人選手がベンチ外だったというところで、張り詰めていたものが一瞬しぼんでしまったことが集中力を欠いた原因なのかもしれない。そこは明日に向けての修正点」と気を引き締めた。

 ストレートの勝利で連勝を6に伸ばしたが、3連覇という高みを目指すためには、まだまだ波と隙をなくさなければならない。

<試合後のコメント>
■大宅真樹主将
 昨年12月の天皇杯準々決勝で負けた相手だったので、リベンジじゃないですが、個人的に今日はモチベーションが自然と上がった。結果的に勝ちはしましたが、相手のホーム感がすごくて勢いがあったし、戸嵜(嵩大)選手、長友(優磨)選手の対策をもっと明日やっていかなきゃいけない。

(バランスのいいトス配分について)最近、ムセルスキーに対してより、ミドルブロッカーに対するブロックのマークが厚くきている。それでもミドルを見せなきゃいけないので、彭も小野も佐藤も、相手にコミットされても打ち分けられるトスや打ち方をやっていかないといけないし、コンビのバリエーションも増やして、真ん中から展開していきたいなとは思っていた。ただ両サイドに上げるバレーは僕自身も面白くないので。そういう意味でクイックに本数を持っていけているのかなと思うし、アラインも謙也さんも数字がすごくいいので、今はいい感じに配分できているのかなと思います。

■小野遥輝選手
 まずストレートで勝てたということがよかったと思いますし、天皇杯で敗れている相手で、そこはリベンジを意識するところもあった中で、こうして勝てたことはよかった。まだ詰められるところはあると思うので、明日はよりいい内容でゲームを進められれば。

(年明けにコンディションを崩したが、途中出場で復帰し、22日の試合から先発)途中から出た時にも自分の役割を果たさないと、スタートに戻ることはできないので、結果を残すことが必要だった。(佐藤)謙次に負けないように、そこは勝負だと思っていました。このままスタメンで出られるように、コンディションを整えていかなければいけない。謙次が出た時には後ろから声をかけたり、途中から出た場合はそこでなんとかチームに貢献できるように自分のプレーをするだけですが、もちろんスタートで出られるようにこれからもしっかりやっていきたい。

■藤中颯志選手
 3-0で勝てはしましたが、グレートベアーズさんもいい内容の試合をしたと思いますし、個人的には相手がサーブで攻めてきたのに対して、返しきれずに乱れることが多かったので、そこは明日以降改善して、もっといい内容で明日は戦えたらなと思います。(レシーバー同士の)連携の部分ではうまくいっていたと思いますが、個人の技術的な部分で乱れていたところが多かったので修正したいと思います。

2022/23シーズン

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